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正月飾りはいつからいつまで?門松・しめ飾り・鏡餅の意味と時期

門松、しめ飾り、鏡餅。毎年なんとなく飾っているけれど、いつ出していつ片づけるのが正しいのか。意外とあやふやなまま過ごしている方が多い習わしです。
正月飾りには飾ってよい日と、避けるべき日があります。そして片づける時期は地域によって一週間以上違います
この記事では、正月飾りそれぞれの意味から、飾る時期・片づける時期・処分の方法までを整理します。

正月飾りは何のために飾るのか

正月飾りは年神様(としがみさま)をお迎えするための準備です。新年に家々を訪れ、その年の実りと家族の健康をもたらすとされる神様です。
「ここが迎える場所です」と示し、清められた場所であることを表すために飾ります。単なる飾りつけではなく、目印であり、しるしという位置づけです。

三つの正月飾りとその意味

門松|年神様が降りてくる目印

玄関の外や門の両脇に飾ります。年神様が迷わず訪れるための目印であり、依り代(よりしろ)でもあります。
松が使われるのは常緑で、一年中葉を落とさないためです。竹は成長の早さから生命力の象徴とされます。「松を待つ」に通じるという解釈もあります。

しめ飾り|ここが神聖な場所というしるし

玄関や神棚に飾ります。しめ縄は神域と俗世を分ける境界を示すもので、しめ飾りはそれを正月用にしつらえたものです。
飾ることで家の中を清めた場所として示し、年神様を迎える準備が整ったことを表します。裏白(うらじろ)や橙(だいだい)など、添えられる縁起物にもそれぞれ意味があります。

鏡餅|年神様の依り代であり、お供え

床の間や神棚、玄関などに供えます。年神様が宿る依り代とされ、正月飾りのなかでも中心的な意味を持ちます。
「鏡餅」と呼ばれるのは、丸い形が昔の銅鏡に似ているためです。鏡は神事に用いられる神聖なものでした。大小二段に重ねるのは、月と日、陰と陽を表すという説があります。
上に載せる橙(だいだい)は、実が長く木から落ちないことから「代々(だいだい)家が栄える」という縁起に通じます。
床の間に供える場合は、飾りとの取り合わせも整えると格好がつきます。床の間の考え方は和室の床の間の種類と意味や起源までを徹底解説をご覧ください。

いつ飾るのが正しいか

飾り始めてよいのは12月13日の「正月事始め」以降です。かつてはこの日から新年の準備を始めるものとされていました。
とはいえ現在はクリスマスの飾りつけがあるため、26日〜28日ごろに飾り始めるのが一般的です。

避けるべき2つの日

  • 12月29日:「九」が二重苦に通じるため避ける
  • 12月31日一夜飾りとなり、年神様に対して失礼にあたるとされる
一夜飾りが避けられるのは、葬儀の準備を連想させることや、間に合わせで済ませる姿勢が敬意を欠くと考えられたためです。

おすすめは28日

12月28日が最もよいとされます。「八」が末広がりで縁起がよいためです。
28日に間に合わなかった場合は、30日に飾ってください。29日と31日を避けたうえで、キリのよい日として選ばれます。

いつ片づけるか

片づけるのは松の内が明けてからです。ここで注意したいのが、松の内の期間が地域で違うという点です。
  • 1月7日まで:関東、東北、九州など多くの地域
  • 1月15日まで:関西を中心とした地域
帰省先や引っ越し先で戸惑いやすいのがこの違いです。その土地の習わしに合わせるのが無難です。

鏡餅は鏡開きまで

鏡餅だけは扱いが異なり、鏡開きの日まで供えておきます。
  • 1月11日:関東を中心に、東北・九州など多くの地域
  • 1月20日:関西を中心とした地域
鏡開きでは刃物で切らず、木槌や手で割るのが習わしです。切腹を連想させるため刃物を避けるとされ、「割る」も縁起が悪いとして「開く」と言い換えます。

処分の方法

役目を終えた正月飾りは、ごみとして出すことにためらいを覚えるものです。次の方法があります。
  • どんど焼きに出す:1月15日前後に神社や地域で行われる。最も一般的
  • 神社に納める:どんど焼きの日程に合わない場合、社務所で相談する
  • 自宅で処分する:塩で清め、紙に包んでから自治体の区分に従って出す
どんど焼きの煙に当たると一年を健康に過ごせるという言い伝えがあります。地域によって「左義長(さぎちょう)」など呼び名が変わります。
なお鏡餅は食べるものです。処分するのではなく、鏡開きのあとに汁粉や焼き餅にしていただきます。年神様が宿った餅をいただくことで、力を分けてもらうという考え方です。

迎える側の準備も整える

正月は来客の多い時期でもあります。飾りだけでなく、迎える場そのものを整えておくと当日が楽になります。
  • 畳と床の掃除:年末に済ませておく
  • 座布団の確認:来客の人数分あるか、傷んでいないか
  • 玄関まわり:最初に目に入る場所。マットの汚れは意外と目立つ
特に座布団は、普段しまい込んでいていざ出すと数が足りないということが起こりがちです。年内に確認しておいてください。
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玄関マットをさがす(イケヒコ公式通販) い草・洗えるタイプもあります。1,980円から。
畳の手入れは畳にダニが発生!退治方法と予防について解説もあわせてご覧ください。

よくある質問

マンションでも門松は飾れますか

飾れます。近年は玄関ドアに掛けられる小型のものや、置き型のコンパクトな門松が広く売られています。共用部分の扱いは管理規約によるため、ドアの外に出す場合は確認してください。

去年の飾りを使い回してもよいですか

本来はその年ごとに新しいものを用意するのが習わしです。年神様を迎えるための清らかなしつらえという意味があるためです。ただし近年は繰り返し使える素材のものもあり、家庭の考え方によります。

喪中の年は飾らないのですか

一般に喪中は正月飾りを控えるとされます。年神様を迎える祝いごとにあたるためです。門松やしめ飾りは飾らず、初詣も控えるという考え方が広く見られます。判断に迷う場合は、地域や家の慣習に合わせてください。

鏡餅はどこに置けばよいですか

床の間や神棚が基本です。ない場合は、家族が集まる部屋の高い位置や玄関でも構いません。直接床に置かず、三方や敷物の上に載せてください。

まとめ

正月飾りについて、要点を整理します。
  • 正月飾りは年神様を迎えるための目印としるし
  • 飾り始めは12月13日以降。実際は26〜28日ごろが一般的
  • 29日は二重苦、31日は一夜飾りで避ける。28日が最も縁起がよい
  • 片づけは松の内明け。関東は1月7日、関西は1月15日
  • 鏡開きは関東1月11日、関西1月20日。刃物を使わず割る
決まりごとが多いように見えますが、根にあるのは「迎える相手に失礼のないようにする」という一点です。そこさえ外さなければ、住まいの事情に合わせて構いません。
和の年中行事については和の文化のまとめ、和室の設えは和室づくりのまとめもあわせてご覧ください。
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