伝統文化のひな人形は誰が買う?風習から置き場所まで解説

ひな人形は誰が買う?風習から置き場所まで解説

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ひな人形は誰が買う?風習から置き場所まで解説
3月3日は桃の節句と呼ばれ、女の子の幸福や成長を願う雛祭りとして制定されています。 雛祭りにはひな人形を飾るのが一般的で、雛あられやひし餅、ちらし寿司などの食べ物を用いてお祝いします。実家では毎年お祝いしていても、いざ自分が親になってみると何から準備したら良いか分からない…そんな方は多いのではないでしょうか。

今回は、ひな人形について詳しくご紹介します。置き場所や保管方法についても解説するので、購入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもひな人形って?

そもそもひな人形って?
ひな人形とは、3月3日の雛祭りに女の子の幸せを願って飾るお守りのようなもの。 大体2週間前か、遅くても1週間前までに出すのが一般的です。 近年では、従来のひな人形に加えてよりコンパクトで扱いやすいタイプのものが増え、居住環境などによって選択肢は広がっています。 一般的な4つの種類についてご紹介します。

段飾り

段飾りとは、階段のように段になった台にお人形やお飾りをのせるタイプのこと。 人形の数が増えることからより豪華な雰囲気があります。7段や3段タイプなど、段の数によってのせる人形の数も変わります。

親王飾り

親王飾りとは一番基本的なスタイルで、男雛と女雛、お飾りのみを置いたシンプルな飾り方。 段飾りのようにお人形やお飾りの数が多くないため、簡単に設置しやすく現代の住宅にも置きやすい構造になっています。 飾り台や敷物の上にのせて飾るのが一般的でしょう。

ケース飾り

お人形やお飾りをケースの中に入れたものをケース飾りと言います。 ケース内に飾られていることでより高級感が増し、特別感を演出することができます。 箱から出してそのまま飾れることや、ホコリや汚れから人形を守ってくれるというメリットがあります。 一般的な親王飾りにケースのついた形式のものが主流ですが、最近ではコロンとした形が可愛らしい丸型のケース飾りなどもありますよ。

収納飾り

収納飾りとは、下の台になっている部分にお人形やお飾りなどの一式を収納できるタイプのもの。 シーズンが終わってもコンパクトにまとめられるので、収納方法に困らないのが魅力的。また、台が付いていることから安定感があり、飾り場所にも困らないでしょう。

誰が買うのか?

まくらの向きと風水は関係あるの?
かつてひな人形は、嫁入り道具として用意されていたため、嫁ぐ際に女性側の実家で購入するのが一般的でした。 しかし、現代ではそのような慣習も薄れてきているため、特に明確な決まりはありません。 昔の慣習と同じように女性側の実家が購入しても良いですし、両家で相談してから決めても良いでしょう。

お互いの家庭環境などで揉めそうな場合は、夫婦独自で購入するという方法もあります。 雛祭りとは子供の成長をお祈りする行事なので、それぞれが納得するかたちで決められると良いでしょう。 最近ではコンパクトで可愛いミニサイズのひな人形も発売されていて、ネットで購入することもできますよ。

相場は?

ひな人形の相場は、素材や大きさ、種類によって変わります。 7段飾りであれば、20~40万円前後が一般的。ケース飾りなら6~10万円前後、親王飾りや収納飾りは10~20万円前後が相場でしょう。 コンパクトサイズやモダンテイストなものなら、5万円以下で買えるものもありますよ。

置き場所はどこが最適?

置き場所はどこが最適
新居や初めての雛祭りでひな人形を飾る際、置き場所には悩んでしまいますよね。 戸建てや賃貸など居住環境によって変わりますが、大きめのひな人形を飾るなら、スペースに余裕のある和室やリビングなどが良いでしょう。十分なスペースを確保できなければ寝室や玄関に置く手段もあります。

和室

近年では和室のある住宅が減ってきていますが、伝統的な柄や模様があしらわれたひな人形は、和室との相性ばっちり。 掛け軸などを飾る床の間が設けられている場合は、床の間部分を活用すると良いでしょう。 賃貸住宅などで和室がない場合は、ユニット畳を使えば気軽に和空間を作ることが可能。お部屋の一角にユニット畳を敷き、その上に雛人形を飾れば特別な雰囲気を演出できますよ。

リビング

家族の集まるリビングに置くのも良いでしょう。段飾りや収納飾りの場合は、空いているスペースに直置きすることもできますし、それ以外のものなら一段上がった台の上などに置くのが良いですよ。 アパートやマンションで十分なスペースが確保できない場合は、コンパクトタイプのひな人形がおすすめ。段飾りのように存在感が強くなく、インテリアの邪魔をしないのでテレビ横などのちょっとしたスペースや、ピアノの上などに置くこともできます。 出窓インテリアのような感覚で、窓の内側部分に置いても良いでしょう。玄関や和室と違い、家具の上などのちょっとしたスペースを活用しやすいので、リビングだとひな人形の飾る場所を見つけやすいですよ。

寝室

子供の寝室にひな人形を飾る場合、コンパクトタイプでデザイン性に優れたものを選ぶのがおすすめ。 特に親王飾りやケース飾りになると、お部屋の棚や家具の上に置くことが多くなるため、従来のような大型サイズではなく、パーツの少ないシンプルな小型タイプのものが良いでしょう。 ケースの付いていない親王飾りなら、インテリアになじみやすい木製がおすすめです。

玄関

玄関は家の入口であり、家族だけでなく来客者の目に触れる場所でもあります。 お花や季節の置物を飾るなど、季節に合わせて玄関インテリアを変える方も多いのではないでしょうか。 ひな人形を玄関に飾る際は、玄関の大きさや雰囲気に合わせ、素材にこだわったものを選ぶと良いでしょう。 おしゃれな陶器製や丸形の木製ケースなどがおすすめですよ。

風水を意識するとなおよし!

インテリアや家具の配置を決める際、風水を意識する方も多いのではないでしょうか。ひな人形を飾る際も、せっかくなら運気の良い適切な場所に置きたいですよね。 方角を意識する場合は、東向きか南向きに置くと良いと言われています。ただし、南向きであまりにも直射日光が当たり過ぎると劣化の原因にもなるので、日当たりや周りの環境には注意するようにしましょう。 東南は良縁を意味する方角でもあるため、娘の幸福を願うひな人形の置き場所にもぴったりですね。

保管方法

ひな人形は、顔のパーツから衣装までそれぞれが繊細で本格的なつくりでできているため、扱いには注意が必要です。 保管する際は、専用のカバーや包装紙などで優しく包み、購入時に入れられていた箱などに収納して保管するようにしましょう。 一定期間飾ってあったひな人形は、空気中のほこりなどが付着している可能性もあります。来シーズンまで綺麗な状態で保管しておくため、収納前のお手入れも行うと良いですよ。 毛はたきなどで優しくほこりを落とし、汚れなどがあれば柔らかい布で優しく拭きましょう。また、素手で扱うと手の汚れが付いてしまう恐れがあるため、白手袋などをして作業するのがおすすめです。 保管中の虫食いが心配な方は、人形専用防虫剤などを使うと良いでしょう。 収納飾りの場合は、台の中に人形やお飾りがすべて収納できる構造になっているため、それぞれカバーを被せて箱にしまい、収納することができます。

まとめ

まとめ
雛祭りは、古くから伝わる日本伝統の節句行事。その慣習は現代にも受け継がれ、特に女の子のいる家庭では毎年ひな人形を飾ったり、雛あられやちらし寿司などの料理を楽しむ家庭が多いでしょう。 ひな人形は、現代の住宅環境に合わせたコンパクトやミニサイズのものが増え、置き場所にも困らず気軽に取り入れやすくなっています。 和室やリビング、寝室など、ひな人形を置く場所を決めたら、お部屋の雰囲気やスペースに合ったひな人形を選ぶと良いですよ。 来シーズン以降も末永く使えるよう、お手入れや保管方法も覚えておくようにしましょう。
wakore 和の暮らしメディア

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