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書道上達の秘訣とは?

書道上達の秘訣とは?
頑張って練習しているけれど、なかなか書道が上達せずに悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。硬筆では美しい文字を書けたとしても、筆を持つとなかなか上手に字が書けないという方も多いはずです。

そこで今回は書道を上達させるための秘訣を紹介します。書道が少しでも早く上達するように、コツを押さえて取り組んでみましょう。

書道上達のためにチェックしたい基本的なポイント

書道を上達させるためには、文字を書く以前に押さえておきたい基本のポイントがあります。練習する前にここでご紹介する内容を確認して、ポイントを満たした状態で書道に挑むようにしましょう。

姿勢

書道は背筋を伸ばして美しい姿勢で書くことが大切です。最初は姿勢を意識できていたとしても、練習を続けるうちに姿勢が崩れてしまうことは珍しいことではありません。姿勢が崩れてしまうといつも通り紙に向き合っているつもりでも、紙と筆の位置や動かし方などが変わるので思い通りの文字が書けなくなってしまいます。

練習を続けていくうちに体がねじれたり、猫背になったりしているかもしれません。都度、文字を書くたびに姿勢を確認する習慣をつけていれば、きれいな姿勢が身に付きやすいです。

また長時間練習していると、徐々に疲れが出て正しい姿勢を維持することが難しくなります。姿勢がすぐに崩れてしまう時は、疲れている証拠と思って休憩をするようにしましょう。書道は書き手の精神状態が文字に現れやすいのが面白い部分でもあり難しい部分です。疲れている時は一旦筆を止めて、次の日以降に再開してみるのも一つの手です。

筆の持ち方

筆の持ち方にも細心の注意を払いましょう。姿勢と同じように、初めは正しい筆の持ち方を意識していてもだんだんと崩れてしまいがち。普段ほとんどの人は、筆を持つ機会はあまり多くないこともあり、徐々に筆が横に寝てしまい鉛筆のような持ち方をしてしまう場合があります。

力を入れる必要はありませんが、筆を優しく、立てるように持つことを意識しましょう。いつも使わない筆を長時間持つと指や手首が疲れてしまうこともあるはずです。その場合はストレッチをするなど、疲れがたまらないようにしておきましょう。また筆の持ち方を意識しすぎると筆跡にも影響が出やすいので、できるだけリラックスした状態で筆を持つことを心がけましょう。

服装

書道をするときは筆運びがしやすいような服装を選ぶことも大切です。筆を動かすたびに袖が邪魔になってしまうような服では、思うように字が書けません。

書道の師範が着るような作務衣などの本格的なものを着る必要はなく、普段の洋服で問題ないのですが、着ている服が動きやすいかどうかだけはしっかり意識しましょう。また動きやすいだけでなく、自分の気持ちが高められるような好きな服を選ぶと集中して書道に向き合えるのでおすすめです。

ただし書道初心者のうちは思わぬところに墨がついてしまうことも珍しくありません。最初は汚れが目立たないような服を選ぶことも大切です。

書道がうまくなるためのコツ

書道がうまくなるためのコツ
書道はただ闇雲にひたすら字を書いても、なかなか成長を感じられないかもしれません。 ここからは書道が上手になるためのコツを順番に解説していきます。次に文字を書くときはこれから紹介するコツをぜひ参考にしてみてください。

お手本をしっかり見る

書道を上達させるためには観察眼も必要です。筆を持つ前にまずお手本を見るようにしましょう。お手本通りに書かなければならないというわけではありませんが、字のバランスやとめ・はね・はらいなどどこを意識すればいいのか、お手本をしっかり観察して把握することが大切です。全体をざっくり見るだけではなく、細かいところまで意識して見てみましょう。

普段から書を見るときは細部まで見るような癖をつけておくと文字を書くときの感覚がつかめてきます。

お手本を指でなぞってみる

お手本を観察後、今度は指でお手本をなぞってみましょう。このときただなぞるのではなく、筆を書いている時をイメージして実際の筆運びのリズムや力を入れるところ、抜くところなどを考えながらなぞります。先ほどしっかりお手本を見ているので、「文字のどこをとめるのか、どのようにはらうのか」といったことも意識しやすいはずです。

このとき「自分は上手に書ける」と考えながら行うことが大切です。スポーツなどでイメージトレーニングの大切さはよく言われますが、書道でも同様で程よい緊張感を持って書道に挑むことができます。

「できなかったらどうしよう」「きっとうまく書けないだろう」などと思わず、脳内で自分の理想の字をイメージしながらなぞってみてください。

何枚か書いてみる

お手本を何度かなぞったら、筆を持って実際に書いてみましょう。何枚書いても構いませんができるだけ「一度でいい字を書く」と思って書くと、緊張感を維持しやすいです。イメージトレーニングで思い描いた字とは全く違う仕上がりになるかもしれませんが、気にする必要はありません。

実際に書いてみると思い通りに書けないところや、逆に理想通りにかけた場所が出てくるはずです。一度書いたらどこを改善・意識するべきか考え、そこを意識してもう一度書く、ということを繰り返してみましょう。

お手本を筆でなぞる

数枚書いて納得がいく字が書けたのであればそのまま清書しても問題ありませんが、まだ納得いかない場合、今度はお手本を筆でなぞってみましょう。実際に書いた後に筆でお手本をなぞることで、意識すべきポイントをつかみやすくなります。

常に安定してきれいな字を書くためには、体が各文字の筆運びを覚える必要があります。納得行く形が書けるようになるまで何度もなぞってみて、体にリズムを叩き込みましょう。

迷わずに書く

書道を始めたばかりのときは、納得行く字を書くのは難しいはず。ただこれは初心者だからというわけではなく、師範と呼ばれるレベルになっても毎回納得行く字が書けるわけではありません。書道を上達させるためには、手を抜かずに常に現時点で出せる力を使って満足のいく字を書くことを意識しましょう。

清書すると決めたら「これが最後の一枚」という気持ちで、精神を集中させて書き切ります。おそらく書き切った後に「形が悪い」とか「思うようにはらえなかった」などと感じてしまうこともあるはずですが、その反省を次に生かしていくことで書道は上達していきます。

書道を上達させるために取り入れたい練習

書道を上達させるために手軽にできる簡単な練習を紹介します。

理想通りに線が書けるように練習する

筆で理想通りに文字の線を書くのは想像以上に難しいです。力の入れ具合によってかすれてしまったり、にじんだりして線がうまく書けないという場合もあるでしょう。そこでまずは、自分にとって最適な力の入れ具合や筆運びを知るために、線を書く練習をしてみてください。

かすれやにじみは筆や墨、紙の種類によっても変わってきますが、今ある道具でひたすら線を書いてみましょう。繰り返し線を書くことで、自分の道具を使った場合にどう筆に力を入れるか、感覚をつかみやすくなるはずです。

パーツに分けて練習する

毛筆では、とめ・はね・はらい・折れなどをきれいに書くことも重要になります。また「の」や「め」などの文字を書くときは、筆の穂先をねじらせてカーブを描かなくてはなりません。これらのパーツがうまく書けるようになると、文字の形が安定しやすくなります。難易度の高い文字は、それぞれのパーツに分けて何度も書いてみましょう。

書道を上達させるために今日から取り入れたいこと

書道を上達させるために今日から取り入れたいこと
最後に書道を上達させるために、今日から取り入れたいことを紹介します。普段のお稽古で取り入れてみてください。

先生の筆使いを真似する

お手本を見ることも大切ですが、お手本だけではどこに力を入れてどこで力を抜くのか、イメージしにくいこともあるかもしれません。お稽古の時に先生の筆運びを観察すれば、力の入れ具合や抜き具合をイメージしやすくなります。しっかり観察してご自分で書くときに真似してみましょう。

客観的なアドバイスをもらう

満足のいく字が書けなかったとしても、完成したものを周りの人に見せて客観的なアドバイスをもらってください。先生はもちろん、一緒に学んでいる仲間にも見せてアドバイスをしてもらいましょう。また書道をしていない家族や友人に見せてどのように感じるか聞いてみるのもおすすめです。客観的な声を聞くことで新しい発見や改善点が見つかるかもしれません。

たくさんの作品を見る

たくさんの書道作品を見ることで新たな発見があるはずです。先述したとおり書道において観察眼は非常に大切ですが、観察眼はたくさんの作品に触れることで養われます。教室の先生の作品はもちろんSNSで気になった書道家の作品を見てもいいですし、展覧会などにも足を運んでさまざまな作品を細部まで観察してみましょう。

仲間にアドバイスをする

書道仲間の作品に対してアドバイスをするのも上達への近道です。アドバイスをするということは、作品の細部まで見ることになるため、仲間の作品の改善点だけでなく自分も取り入れるべき良い点も見つかるかもしれません。書道教室に通っているならお互いに作品を見せ合えるような仲間を作ってみましょう。

日々の積み重ねが書道上達につながる

書道を始めると筆で文字を書くことの難しさを痛感するはずです。ただし適切な練習を積み重ねることで、以前よりも必ず美しい字を書けるようになります。今回ご紹介したチェックポイントやコツ、練習方法などを取り入れて地道に練習を続けていきましょう。なかなか思い通りにいかないと諦めそうになってしまうかもしれませんが、最初から理想通りの字が書ける人はいません。書く前に、その時点で注意すべき点や理想の文字をイメージして今出せる最大限の力で文字を書いてみましょう。
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