結婚して出産・子育てへの備え、子どもの独立や仕事からのリタイアなど、それぞれのライフステージで変化する家族構成。マイホームのあり方そのライフステージによって変わってきます。結婚して出産し家族が増えたのに、結婚当時の2人暮らしの間取りに住んでいれば狭く感じますし、子どもが独立して夫婦二人きりになったのに、4人暮らしの間取りであれば広く感じてしまいますね。近年では、大きなライフステージの変化に合わせて間取りを変更するフルリフォームが増えてきています。
この記事では、リフォームで間取りを変更する際の注意点や費用などを解説します。
この記事では、リフォームで間取りを変更する際の注意点や費用などを解説します。
目次
間取り変更リフォームにはどんなものがあるの?
まずは間取り変更のリフォーム・リノベーションにはどのような種類があるのか見ていきましょう。
部屋をひとつにまとめる
部屋の間仕切りを取り壊して、ひとつの大きなお部屋を作るリフォームです。構造的な問題もありますが、子どもが独立して複数のお部屋が不要になった場合に良いですね。経年変化によって古臭くなりがちな和室も含めてリフォームするとよいでしょう。
部屋を分ける
複数人の子どもの成長に合わせて、ひとつの子ども部屋に間仕切りを設けるリフォーム。新築を建てる際に将来を見越して、間仕切りを後付けできるような間取りを考える方も多いですね。ライフスタイルの違いで寝室を分けたいご夫婦が行うリフォームでも有効です。
水回りの変更
マイホームを晩年まで快適に過ごすためには、水回りのリフォームは欠かせません。キッチンやお風呂など水回りの設備に関しては老朽化で買い替えが必要になるケースも多いです。買い替えの際にこれからのライフステージを考慮して、思い切って配置まで変更するとよいかもしれません。配管の問題もありますので、工務店やリフォーム会社に細かく相談しましょう。
間取り変更リフォームの注意点
次に間取り変更リフォームを行う際の注意点をご紹介します。
戸建ての場合
間取り変更リフォームは多くの場合で壁を撤去します。建物の工法によっては耐震性が低くなってしまいますので要注意です。また、壁撤去が難しい構造もありますので、依頼するリフォーム会社と綿密に打ち合わせしましょう。
マンションの場合
リフォームする時に、事前にマンションの管理組合への確認が必要になります。共有部分でなくとも申請が必要です。また、構造によっては間取りの変更が制限されています。集合住宅なので予期せぬトラブル等を回避するためにも、事前に許可や相談、打ち合わせ等行いましょう。
押さえておきたい間取り変更リフォームのポイント
内部が大きく変わる間取り変更リフォームは、工事が大がかりになる分不安も大きくなります。失敗はしないためにも、部屋の大きさ以外に押さえておきたいポイントをご紹介します。
熱効率や採光も考える
部屋の形が変わる場合は、採光確保や冷暖房の効率も一緒に考えましょう。明るく心地よい部屋にするために窓のレイアウトや窓の種類自体を変えてもよいですね。より冷暖房を効きやすくするために断熱材を新たに取り付けるのもおすすめです。
生活動線を意識する
今後のライフステージを考慮し、家族みんながスムーズに移動できる間取りにするのもポイントです。家族それぞれの生活動線を話し合い、それを意識した間取りにしてみましょう。そうすると自ずと水回りだけでなくコンセントの配置も決まります。家中の移動が楽になるだけで、生活も快適になります。
まとめ
間取り変更リフォームのあれこれいかがでしたか?
慣れ親しんだ住まいのフルリフォームは不安も大きいですが、新築を建てる時と同様のわくわく感があります。失敗しないためにも、事前に施工業者とよく打ち合わせしましょう。あなたのライフステージに合わせた、素敵な住まいで快適な生活を!
慣れ親しんだ住まいのフルリフォームは不安も大きいですが、新築を建てる時と同様のわくわく感があります。失敗しないためにも、事前に施工業者とよく打ち合わせしましょう。あなたのライフステージに合わせた、素敵な住まいで快適な生活を!