質素な暮らしとはどんな暮らし?質素な暮らしで得られるもの

質素な暮らしで得られるもの
この記事では、質素な暮らしとはどんな暮らしかを考えていきます。質素な暮らしで得られるものや、質素な暮らしで心がけるべき行動などを見ていくことで、質素な暮らしとはどんな生活を指すのかを見ていきます。
質素な暮らしを送りたいと思っている方、質素な暮らしとはどんな暮らしかを知りたい方は、ご参考にされてください。

質素な暮らしとは?

質素な暮らしとは
まず、質素な暮らしとはどんな暮らしなのでしょうか?「質素」という言葉の意味から見ていきましょう。辞書によりますと、「質素」にはこのような意味が込められています。

【質素】
(貧しさに耐えたり、困難にうちかつ精神を養ったりなどするために)むだを省き、簡素な生活を方針とすること(様子)。
新明解国語辞典 第7版

意外とストイックなイメージがありますが、「困難にうちかつ精神を養うため」とある通り、質素とは一種の修行のようなものと思ってもいいかもしれません。質素の対義語である「贅沢」についても見てみると、下記のような意味が込められていることが分かります。

【贅沢】
(自己満足にひたるために)衣食住や趣味・娯楽などに他から見ればむだ遣いだ(分に過ぎている)と思われるほどの多くの金をかけること。
新明解国語辞典 第7版

ストイックな「質素」に対して、「贅沢」は享楽的なイメージがあります。この観点から見れば、質素は「自己満足にひたらない」「むだ遣いをしない」こととも言えるかもしれません。

この2つから分かることは、質素とは、簡素な生活(例えば、無駄遣いをしない)を送ることで、自分の精神を鍛える一種の訓練であるということです。また、それを生活の方針とするわけですから、質素という”訓練”は、暮らしの中で実践していくものであると言えます。
つまり、質素な暮らしとは、質素という訓練を実践していく暮らしであるというわけです。

質素な暮らしで心がけること

質素な暮らしで心がけること
こう書いてしまうと「質素な暮らしってなんだか難しそう・・・」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。さまざまな誘惑が溢れている現代、それらの全てを断ち切るかのような暮らしを実践するのは至難の業・・・。
ここからは、普段の生活の中でも取り入れることができる質素な暮らしを紹介します。

ものを大事にする

まず一番に心がけるのは「ものを大事にする」ということ。
質素と聞くと、ものが少ない状態での生活をイメージされる方が多いかもしれませんが、むやみにものを捨ててしまうのは本末転倒です。まずは、今持っているものを大事にすることで、結果的にものを増やさない状態を作っていくことを心がけていきましょう。

浪費をしない

次に心がけるのは「浪費をしない」ということ。
先ほどの話にもつながってきますが、質素な暮らしにおいて大事なのは、とにかく「ものを増やさない」ということ。衝動買いなどの無駄遣いは辞めましょう。

では、浪費をしないためにはどうすればいいでしょうか?
まずは、先ほども述べた通り「ものを大事にする」ことが重要です。他にも、なんとなくの買い物は避ける、キャッシュレスなどは使わず現金での買い物を心がけることなど、よく見かける節約術も有効です。ものを増やさないことでもそうですが、「足るを知る」という心がけが、何よりも大事になってきます。

身体を動かす

最後に紹介したいのが「身体を動かす」ということ。
意外に思われるかもしれませんが、身体を動かすことも、質素な暮らしを実践していく上で重要な要素となります。一心不乱に身体を動かすことで雑念が取り払われ、結果として物欲などもなくなっていき、先の浪費をしないことにも繋がっていきます。

最初にも述べた通り、質素とは自分の精神を鍛える訓練です。「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉にもある通り、健全な身体を作っていくことで、健全な精神を養っていきましょう。

質素な暮らしで得られるもの

質素な暮らしで得られるもの
最後に、質素な暮らしを実践することで得られる効果について見ていきましょう。一見難しそうに思える質素な暮らしですが、実践することで得られる効果を見れば、質素な暮らしへの第一歩を踏み出したくなるかもしれません。

幸福感

まず一番大きいのは、幸福を感じられるということです。
次でも詳しく述べますが、感謝の気持ちや心身の健康を得られることで、自分の人生に深い満足感を得ることができ、大きな幸福を感じることができます。暮らし=人生そのもの。普段の暮らしを整えていくことで、安定した幸せな人生を送ることができるのではないでしょうか?

感謝の気持ち

感謝の気持ちを持つことができるのも、質素な暮らしで得られる大きな効果です。
先ほども紹介した「ものを大事にする」という心がけは、「今あるものに感謝をする」という心がけでもあります。また、感謝の気持ちはものだけでなく、暮らしを共にしている家族にも広がっていきます。今の暮らしに感謝の気持ちを持つことで、大きな幸福を感じることができます。

まとめ

まとめ
以上、質素な暮らしについて考える。でした。
何回も述べた通り、質素な暮らしとはただのメソッドではなく「精神を鍛える訓練」のことを言います。ものが溢れる現代だからこそ、改めて質素という言葉、質素という暮らし方は見直されるべきではないでしょうか?

なかなか実践するのは難しいかもしれませんが、ここに書かれていることを1つだけでも実践してみることで、よりよい暮らしを送ることができるのではないですしょうか?最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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