ミニマリストから学ぶ、断捨離のコツ

  • 2022年8月18日
  • 2022年8月18日
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ミニマリスト
この記事では、断捨離のコツやその効果について、ミニマリストの人たちの事例を参考に考えていきます。断捨離をやってみたいと思っている人、ミニマリストに興味のある人は、ぜひご覧ください。

そもそも断捨離とは

断捨離とは
近年よく耳にするようになった断捨離という言葉ですが、そもそもこの言葉にはどんな意味があるのでしょうか?
実はこの言葉、元々はヨガの考え方の一つとして提案された言葉だったようで、現在のように「物を捨てる」という意味合いで使われるようになったのは、2009年に出版されたやましたひでこさんの著書「新・片付け術 断捨離」のヒットがきっかけだとされています。

断捨離は片付け術ではない?

断捨離という言葉は、「断行(だんぎょう)」「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」というヨガの行法(滝打ちなどの修行法)から来ているようで、先述のやましたさんはそこから断捨離という言葉を以下のように定義づけています。
  • 断:新たに手に入りそうな不要なものを断る
  • 捨:家にずっとある不要な物を捨てる
  • 離:物への執着から離れる
つまり断捨離とは、ものへの執着を捨てるという心の在り方を指しており、ものを捨てる行為を指すわけではないということです。

以上が、断捨離についての簡単な説明でした。次は、ミニマリストについて解説します。

ミニマリストってどんな人?

ミニマリストってどんな人?
ミニマリストも近年よく耳にするようになった言葉ですが、〇〇ストという言葉にある通り、これは人物像を指す言葉になります。
では、ミニマリストとはどんな人たちのことを指すのでしょうか?ミニマリストの人たちは、ミニマリズムという考え方を基礎に日々の暮らしを送っています。なのでここからは、ミニマリズムという言葉の意味を見ていこうと思います。

ミニマリズムって?

ミニマリズムとは元々芸術の分野で使われていた言葉で、「最小限主義」と表現されることもあります。
装飾を必要最低限にまで削ぎ落とした様式を、最小限主義、ミニマリズムと呼びますが、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」という言葉を思い出していただけたら、イメージが付きやすいと思います。「オシャレは引き算」なんて言葉もよく耳にしますよね。

この最小限主義、必要なものを必要最低限まで削ぎ落とすメソッドを暮らしにおいて実践している人が、ミニマリストという人たちです。

有名なミニマリスト

ここからは、有名なミニマリストについて紹介します。
どのミニマリストの暮らしも参考になるものばかりですので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。

佐々木典士さん

佐々木典士さんは、暮らしにおけるミニマリズムを広く認知させた、いわば「ミニマリストの先駆者」です。著書の「ぼくたちにもうモノは必要ない」は、ミニマリズムに関心のある方なら一度は目にされたことがあるのではないでしょうか?
汚部屋の住民からミニマリストへと変化したというご自身の実体験を綴った本書は、暮らしにミニマリズムを取り入れていく上で参考になること間違いなしです。

澁谷直人さん(ミニマリストしぶ)

“ミニマリストしぶ”こと澁谷直人さんは、20代の若手ミニマリストとして有名です。
自身のWebサイトやSNSを通じて、ミニマリストとしての暮らしを発信しています。若者ならではのフレッシュな感性でミニマリズムについて語っているので、今までになかった新たな視点や、共感を得られることができます。

森秋子さん

森秋子さんは、「ミニマリストになりたい秋子のブログ」が人気のミニマリストです。
著書の「ミニマリスト、41歳で4000万円貯める」では、自身の体験を基にお金の使い方や貯め方について解説しています。お金を貯めたい方、節約をしたいけどどうすればいいか分からない方にオススメです。

やまぐちせいこさん

やまぐちせいこさんは、著作や動画、SNS、ブログなど、マルチに活躍されているミニマリストです。
「少ない物ですっきり暮らす」をテーマに、シンプルな暮らしを実践されています。オシャレな写真で自身の暮らしを紹介されており、インテリアの参考にもなります。

ミニマリストが語る断捨離のコツ

ミニマリストが語る断捨離のコツ
ここからは、ミニマリストが語る断捨離のコツについて紹介します。
ミニマリストの方々が発信されている言葉の数々から、断捨離のコツとなるようなエッセンスをご紹介します。

今あるもの(持っているもの)に感謝する

まずは、今あるもの(持っているもの)に感謝の気持ちを持つということです。
「足るを知る」じゃないですが、まずは今自分が十分に、暮らしにおいて必要なものを持っていることを自覚することが、断捨離の第一歩です。逆説的に聞こえるかもしれませんが、「断捨離」とは先にも述べた通り「ものへの執着を無くす心構え」を指すもの。

ものが足りない。ではなく、ものは十分に足りている。と自覚することが、ものへの執着を無くすことにつながります。

好きかそうでないかの基準を明確にする

次に大事なのは、好きかそうでないかの基準を明確にするということです。
この基準を明確に持つだけでも、ものを選ぶとき、またいざものを捨てるとなったときの参考になります。どんな機能性のものが好きなのか、また、どんなデザインのものが好きなのか、流行に捉われず、自分はこれが好き!という基準を明確に持ちましょう。

無理をしない

次に大事なのは、無理に捨てようとしないことです。
一度にすベてのもの捨てようとなると、どうしても億劫になってしまうもの。今日はクローゼットを整理して、次の休みの日にはリビングを整理するといったように、段階を踏んで断捨離を行うことを心がけましょう。

習慣化する

最後に大事なのは、断捨離を習慣化することです。
定期的に部屋にあるものを見直すなど断捨離を習慣化することで、継続的に部屋をきれいにすることができます。

ミニマリストが語る断捨離の効果

ミニマリストが語る断捨離の効果
最後に、ミニマリストが語る断捨離の効果について紹介します。ミニマリストの方々たちの言葉から、断捨離のメリットを抜き出してみました。

時間ができる

断捨離を実行したミニマリストの方たちが共通して語るのは、「時間に余裕ができた」ということ。
必要最低限のものでの暮らしは、掃除や整理整頓の手間が省ける分、時間が空くとのこと。毎日の家事が忙しく、時間が取れないことに悩まれている方は、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?

お金が貯まる

次に多かったのが、お金が貯まるということ。
無駄遣いや固定費が削減できる分、お金が貯まりやすいとのこと。貯金や節約に特化したミニマリストの方もいらっしゃいますので、その方達の暮らしを参考にしてみるのもいいかもしれません。

幸福感が増す

断捨離を実践したことで、気持ち的に幸福感が増すと語る方も多くいらっしゃいます。
「ものがない」という考え方から「ものがある」という考え方にシフトすることができるので、普段の自分の暮らしが恵まれたものであることを心から実感することができます。また、当たり前の暮らしが当たり前のものではないという感謝の気持ちも持つことができます。

まとめ

まとめ
以上、ミニマリストから学ぶ断捨離のコツでした。参考になる情報は見つかりしたでしょうか?断捨離と聞くと、すごく勇気のある行動が必要とされるイメージがありますが、この記事で紹介されたメソッドを抑えれば断捨離は気軽に始めることができるのではないでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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