古民家リフォーム・古民家再生について

古民家リフォーム・古民家再生について
近年話題の古民家再生。誰も住まなくなった古き良き日本家屋を現代仕様にリフォーム。「○○円で買った古民家をDIY」や「○○代夫婦の古民家田舎暮らし」などyoutubeでも人気コンテンツのひとつとなっています。古民家を改造したカフェや古民家風レストランなどもありますね。

築何十年何百年の空き家を生まれ変わらせる古民家再生には、一体どのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。実際に詳しく見ていきましょう。
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そもそも古民家ってなに?

何を古民家と呼ぶかに明確な定義はありませんが、一般的に建築して50年以上経つ建物のことをいいます。一般社団法人「全国古民家再生協会」では、1950年の建築基準法制定以前に建てられた伝統的建造物の住宅としています。また、古民家の中には、伝統的建造物と云われるものがあり、全国各地に残る歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになりました。

文化庁が定める重要伝統的建造物群保存地区は,104市町村で126地区あります。福島県の南会津町や、岐阜県の白川郷、兵庫県の丹波笹山市などが有名ですね。

古民家に住むメリット

現代の規格住宅にはない古民家の良さについて考えてみましょう。

広い間取り

昔は2世帯3世帯の大家族で一軒家に住むことも多かったので、土地も建物も広々としています。

趣のある佇まい

伝統的な日本の木造建築は、立派で太い梁・柱に高い天井。経年変化の味わい深さ。物件によっては昔ながらの美しい建具も残っています。

固定資産税の安さ

固定資産税は、固定資産税評価額×1.4%となります。 古民家は築年数が古いため、建物自体の価値も低く、経年減価補正と呼ばれる経年数に応じた減額も行われます。 従って、新築や建売など新しい家に比べて固定資産税は安くなっています。
固定資産税の安さ

古民家に住むデメリット

良い点ばかりに見える古民家リフォームですが、実際にはデメリットも多くあるのが現実です。

リフォーム・リノベーションが必須

古民家は、基本的に長年空き家として放置されているケースが多く、修繕も行われていません。お風呂やキッチン、トイレなどの水回り、屋根などは特に劣化が激しいです。また屋内・屋外限らずあらゆる箇所に年季が入っているため、大規模な修繕が必要になることも多いでしょう。

耐震補強が必要

古民家は現在の新耐震基準を満たしていない旧耐震基準の物件が多く、大規模な地震に備えて耐震補強が必要になることも多いです。自然災害はいつ何時起こるかわからないので、古民家リフォームの際は耐震診断と対策を行いましょう。

すきま風による低気密・低断熱

50年以上も前の古民家は、昔の気候に合わせて作られているため断熱材などありませんし、土壁はすきま風が発生するので、夏は暑く冬は寒いことが多いです。リフォームで気密性や断熱性も高めるのも大切ですね。

まとめ

四季の風情や趣があり、懐かしくもある日本の木造建築。最近では古民家を再生した賃貸も増えてきているので、物件購入の前に、田舎暮らしと古民家の住み心地を体験することも可能です。その古い造りを生かしながら自分のライフスタイルに合わせてリフォーム。そして再生。古民家という資源を再利用して次世代へ。SDGsが叫ばれる世の中、ますます需要は高まることでしょう。
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