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和室を寝室として使うときのポイントについて徹底解説!
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生活に役立つお役立ち情報を紹介します。今回は、「和室を寝室として使うときのポイント」についてご紹介致します。
お家に和室を設けている人は多いのではないでしょうか。 和室は私たち日本人を含め、さまざまな人たちに癒しを提供してくれる空間です。そのため、和室の虜となっている人達も多いでしょう。
そのような癒しの空間である和室をどのように使っていますか?子供のあそびぶためのスペースや寝転がって落ち着ける場所として使用するのも良いですが、和室の機能性を考慮すると寝室に最適であることをご存知でしょうか。和室には、癒しの空間以外にも機能的であるさまざまな付加価値がありますので、それらが寝室として最適なのです。
本記事では、和室を寝室として使うときのポイントについて詳しくご説明したいと思います。
和室を寝室として使うメリット
和室は、畳を敷くことによって構成されています。和室を寝室として使うメリットとは、ズバリ畳に附随している付加価値が寝室にぴったりである効果が期待できるため、寝室として使うことの大きなメリットとなっているのです。
ここからは、畳に附随している付加価値について詳しくご説明したいと思います。
い草の香りで心地よい睡眠を取れる
い草とは、畳を構成している主たる材料となっています。い草は、単子葉植物イグサ科の植物として認識されており、別名「トウシンソウ」とも呼ばれています。8月ごろにおいて苗床から品質の良いものだけ株分けされます。12月ごろの寒い時期に植生され、翌年の7月ごろに収穫されます。い草を育てる過程において、天然染土と呼ばれる泥に浸してから乾燥させるようにします。この工程を行うことによって、畳独特の良い香りが最大限に発揮されるようになり、変色することを未然に防ぎ色艶も向上するのです。
い草の中で畳に使用するのは、茎の先端と根の部分を除去したセンター部分のみとなっています。なお、畳表1枚を構成させるのに必要ない草の量は4000から7000本とされています。
い草の大きな特徴として、香りが挙げられます。い草の香りは非常に高いリラックス効果および睡眠の品質を向上させることが九州大学の研究によって科学的に証明されています。それは、い草の香りが森林浴に近い効果を生み出しているからなのです。
リラックス効果としては、リラックス時に増すことで知られている脳波のα波がい草の効果で増大することが認められています。
また、睡眠時に非常に重要である安眠効果としては、い草の効果によって睡眠効率が高いことが証明されています。
これらのことから、和室を寝室として使うことがおすすめであると言えるのです。
空気を綺麗にしてくれるので、健康的
畳に使用されているい草は、天然の空気清浄機としての機能を備えているのです。
い草は、窒素酸化物・ホルムアルデヒド・二酸化窒素ガスといった、いわゆる空気中に含まれている有害物質を吸着させることによって低減させる効果が期待できます。
このように、室内に充満している空気をキレイにしてくれますので和室を寝室として使うことがおすすめであると言えるのです。
ちょうどよい湿度で寝苦しくない
上述したように、畳の空気清浄機としての機能は空気清浄だけに留まりません。湿度の調整にも役立ってくれるのです。
梅雨時分など、降雨があった場合などはどうしても室内湿度が上昇してしまう傾向にあります。湿度が適切に保たれていないことによって不快指数が向上し、良質な睡眠を得ることができません。
そこで、湿度対策として畳が大きく役立ってくれるのです。い草を使用している畳は、室内湿度を自身で感知することによって水分の吸い込みおよび水分を放出をしてくれる機能があります。室温計などを用いることなく、湿度が高い場合において水分を吸収し、湿度が低い場合においては水分を放出してくれるのです。
これは、畳を構成しているい草がスポンジと同様に小さな穴で構成されている多孔質構造となっているからです。このような構造であるからこそ、天然の空気清浄機として効果を発揮することによって安らかな睡眠に繋がりますので、和室を寝室として使うことがおすすめであると言えるのです。
和室を寝室として使うときのポイント
和室を寝室として使用することのメリットは上述したとおりです。
い草のさまざまな効果によって、睡眠の質を向上させることができますので寝室として使用することをおすすめします。
それでは、和室を寝室として使用するときにどのようなことに注意しなければならないのでしょうか。ここからは、和室を寝室として使う時のポイントについて詳しくご説明したいと思います。
ベッドより布団がオススメ
和室を寝室として利用する場合、ベッドか布団のどちらを使用するべきなのか悩まれる方も多いでしょう。
答えとしては、布団の方がおすすめであると言えます。畳には、上述したように天然の空気清浄機としての機能があります。その機能は、湿度を適切に保つため水分の吸収や放出を行ってくれると言うものです。その効果を最大限に発揮するためには、ベッドより布団の方が最適であることが理由となっています。
人が一晩睡眠を取っている間に、約350ml程度の汗をかくとされています。特に夏場などの暑い時期ではたくさんの寝汗をかくことになるでしょう。また、冬場においては屋外と室内の温度差によって発生している結露などが原因として、布団に湿気が溜まりやすい環境となっています。
このように、寝室で使用している布団には湿気が非常に貯まりやすい環境となっていることから、それらに対する対策が必要不可欠であると言えるのです。そこで大きな効果を発揮するのが、畳の湿度調整機能です。布団の湿気に対して、畳が適切に対処してくれるため質の高い睡眠を得ることができるでしょう。
布団の敷きっぱなしはカビの原因となるので注意
畳の調湿機能によって、質の高い睡眠が得られることは上述したとおりですが、その環境を維持するためには適切な維持管理をしなければなりません。それは、和室に畳を常時敷いたままにしないよう注意することが大切なのです。
畳の調湿効果は非常に魅力的ですが、布団を常時敷いたままにしてしまうと畳本体にカビが発生してしまうリスクがあります。そのため、面倒かもしれませんが睡眠時のみ布団を敷くようにすることがひじ用に重要となって来ます。
なお、どうしても毎日布団を畳むことが難しい場合においては、除湿シートや除湿マットを布団の下に敷いて対策を取ることもおすすめです。
底つき感が気になる人は厚めの布団を選ぶ
和室は畳によるクッション性および弾力が期待できるため、洋室を構成しているフローリングのように直敷きしたときに発生する底付き感が少ないといえます。睡眠時において、床の硬さが体にダイレクトに伝わると質の高い睡眠を得ることは難しいでしょう。
しかし、畳のクッション性および弾力をもってしても完全に底付き感が解消されるわけではありません。どうしても底付き感が気になる場合は、厚めの敷布団を使用することによって底付き感を解消することができます。
い草寝具で効果倍増!
畳を構成しているい草には、睡眠の質を上げるためのさまざまな付加価値が付与されています。そのため、畳だけではなく、睡眠時に使用するその他のグッズにおいてもい草を取り入れることをおすすめします。
い草の枕やシーツなども販売されているため、それらを採用することによってより高いい草の効果を得ることができるでしょう。
まとめ
ここまで、和室を寝室として使うときのポイントについて説明させて頂きました。
和室を寝室として使う際に、い草のさまざまな付加価値によって質の高い睡眠が得られることは上述したとおりです。是非とも、和室を寝室として使用されることをおすすめします。
今後、和室を寝室としての利用をご検討される方にとって本記事が少しでも一助となったのであれば幸いです。