和室の意外と知らない琉球畳のメリットとデメリット

畳の種類と素材

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まずは畳の種類と素材について簡単にご説明します。

畳の種類

の種類は「縁付き畳」と「縁なし畳」の2種類があります。 縁付き畳は畳の角を補強する畳縁と呼ばれる生地が付いているもので、昔ながらの長方形の畳です。畳縁は模様や色によって身分等を表す時代もありましたが今では自由に選ぶことができます。柄も様々あるので、それぞれお好みの畳縁を選んでオリジナルの和室を作れるというのも楽しみの1つです。 縁なし畳は畳縁が付いていないもので、一般的に半畳サイズの正方形のものを指します。縁のない畳の総称で琉球畳と呼ばれることが多いです。目の向きが交互になるように敷くことで市松模様になるのが特徴です。

畳の素材

畳の素材は主に3種類あり、イ草、和紙、樹脂の3つです。 イ草は最も主流な素材で、調湿効果や空気浄化作用があり天然の空気清浄機とも言われています。1番の特徴としては香りで、森林浴のようなリラックス効果、睡眠効率や集中力の向上が期待されます。 和紙や樹脂はイ草の風合いや肌触りを再現しつつ、ダニやカビが発生しにくい、色褪せがしにくい、水や汚れに強いなどの特徴をもった、機能性の高い素材です。

そもそも琉球畳って何?

さて、本題に入りますが、そもそも琉球畳って何?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。 本来、琉球畳というのは「七島イ(しちとうい)」という沖縄のイ草を使用した畳のことを指します。通常のイ草に比べて七島イは丈夫なので角を補強する必要がなく、畳縁を使用しません。ですが、七島イは希少価値が高くほとんど生産されていないので、和紙や樹脂など素材に関係なく縁のない畳全般のことを琉球畳と呼ばれています。

琉球畳のメリット

オシャレでモダンな印象

琉球畳と聞いて1番に思い浮かぶのはオシャレ!ということですよね。琉球畳は縁がないので、シンプルでオシャレな印象を与えます。また、琉球畳によく使われる和紙はカラーバリエーションが豊富なので、「和モダンな雰囲気にしたい」「ひと味違うお部屋にしたい」という方にオススメです。

洋風のリビングにもマッチ

洋風のリビングにもマッチし、どんなインテリアにも合うという点もメリットの一つです。特にマンションの場合、LDKをメインとして設計されていて和室はリビングの横にある間取りが多いですよね。純和風の一般的な畳よりも、モダンな雰囲気の琉球畳の方が空間に違和感なく調和してとても馴染みます。

広く感じる

縁がないため、畳の目の向きが交互になるように設置するときれいな市松模様にみえるようになります。視覚的にも畳縁による制限がないため、空間的な広がりがあるように見えてお部屋が広く感じるということです。

琉球畳のデメリット

コストが高い

琉球畳の最大のデメリットは、価格です。 琉球畳は半畳サイズなので、一般的な一畳サイズの畳より安いのでは?と思うかもしれませんが、実は琉球畳の方が高値になります。その理由の一つは、通常の畳を作るより難しく、かなりの手間が必要だからです。さらに、通常サイズの畳なら6畳で6枚ですが、半畳サイズの畳だと12枚必要になります。つまり、価格も通常の2倍になるということです。

縁付き畳に比べて消耗しやすい

本来の琉球畳は丈夫なイ草を使っているため畳縁が不要とされていましたが、現在琉球畳と言われているものの多くは一般的なイ草や和紙を使用しており、やはり角を補強する縁がないと傷みやすく消耗しやすいと言えます。

掃除が面倒

畳は目に沿って掃除しなければならないということをご存知ですか? しかし琉球畳の場合、畳の目が目に沿って掃除機をかけようとすると、向きを何度も変えないといけないため、非常に煩わしく感じるかもしれません。

広い部屋に利用するとごちゃごちゃした印象に

琉球畳は市松模様を演出するオシャレな敷き方をしますが、広い部屋だと逆にうるさい印象になってしまうこともあるようです。リビングに隣接する4.5帖ほどのスペースなどにアクセントとして利用するのであれば良いかもしれません。

畳替えができない?!

縁のない琉球畳は基本的に裏返しや表替えができません。縁付き畳は剥がしたゴザを裏返してうことも可能ですが、琉球畳はゴザを強制的に折り曲げて作っているので再利用することができません。表替えに関しては、畳屋さんによってできる所とできない所がありますが、縁なし畳は新調するのが一般的です。

4.5畳スペースにはオススメ!

以上、いかがでしたでしょうか?琉球畳のメリットは
  • オシャレでモダンな和室にできる
  • 洋風のリビングにも違和感なく調和する
  • お部屋が広く感じる
デメリットは
  • コストが高い
  • 傷みやすい
  • 掃除機をかけにくい
  • 帖数が多いとうるさい印象になる
  • 基本的に畳替えができない
ということでした。 琉球畳は一般的な縁付き畳に比べて、初期費用、維持費ともにコストが高くなりますが、お金がかかってもオシャレな和室にしたい!という方にはオススメです。ただし、あまり広いお部屋だと少々賑やかな印象になる可能性があるので要注意。リビングに隣接する4.5畳のスペースなどには最適なのではないでしょうか。
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