目次
「畳のへり(畳縁)を踏んではいけない」といわれる4つの理由とは?
- ●上下関係を分ける境目とされていたから
- ●家紋をあしらった紋縁を踏むことになるから
- ●畳を傷める要因となるから
- ●暗殺者の攻撃から身を守るため
上下関係を分ける「境目」とされていたから
- ●繧繝縁(うんげんべり):天皇や三宮、上皇が用いる格式の高い畳のへりの種類です。神仏像などでもこの色柄が用いられています。
- ●高麗縁(こうらいべり):白と黒で織られた畳のへり。高麗縁にもいくつかの種類があり、親王や摂関、大臣などは大紋高麗縁、公卿は小紋高麗縁を用いています。神社仏閣の屋敷や茶室の床の間で見ることが可能です。
- ●紫縁:四位五位の殿上人が用いる色柄。
- ●黄縁:四位五位の六位以下が用いる色柄。
- ●縁なし:無位の者が用いる色柄。
家紋をあしらった紋縁(もんべり)を踏むことになるから
畳を傷める要因となるから
暗殺者の攻撃から身を守るため
まとめ
「畳のへりは踏んではいけない」といわれるのは、武家社会で浸透していた作法が理由となっています。畳のへりを踏むと劣化しやすいといわれていた時代もありましたが、現在の畳は強度が上がり劣化しにくくなっているためあまり気にしすぎる必要はありません。
とはいえ和室のマナーとして現代まで言い伝えられているものなので、和室に招かれた際は畳のへりは踏まないように心がけるとよいでしょう。
参考URL
https://www.tori-matsu.jp/wordpress/?p=327
http://www.kariginu.jp/kikata/hoka.htm
https://www.tori-matsu.jp/wordpress/?p=327
http://www.kariginu.jp/kikata/hoka.htm