畳の掃除の仕方について解説!基本のやり方から注意点まで

  • 2022年9月1日
畳の掃除の仕方について解説!
この記事では、畳の掃除の仕方について、基本のやり方から注意点まで詳しく解説します。畳を掃除したいけどやり方が分からないという方はぜひご覧になってみてください。

毎日の掃除に 畳掃除の基本

毎日の掃除に 畳掃除の基本
まずは、畳掃除の基本を解説します。毎日の掃除の参考にされてみてください。畳掃除は、以下の3つのポイントを押さえながら行うのがベストです。
  • ・畳の目に沿う
  • ・1畳1畳ゆっくり掃除する
  • ・水拭きはNG
それぞれ詳しく見ていきましょう。

畳の目に沿う

畳を掃除機やほうき、または雑巾などで掃除するときは、畳の目に沿って行うことが重要です。つまり、畳の織り目に向かって平行に、掃除機、ほうき、雑巾を動かしてくださいということです。畳の織り目に向かって垂直に掃除をしてしまうと、畳が痛む原因となってしまいます。
畳を長持ちさせるためにも、畳の掃除は畳の織り目に向かって平行に行うことを心がけてください。

1畳1畳ゆっくり掃除する

障子に貼っていいのは紙だけではありません。ポリカーボネート板やプラスチックダンボールをはるとステンドグラスのように障子を楽しめます。

ポリカーボネート板やプラスチックダンボールは衝撃に強い素材。ペットや子供のいるご家庭にもおすすめできます。紙よりも断熱にすぐれているのも嬉しい点です。
ただし、プラスチックは糊で接着することができないのでご注意ください。ガンタッカーをつかってホッチキスの要領でとめると剥がれる心配がなく安心です。剥がす際も針を外すだけなのでカンタンですよ。プラスチックは熱に弱いため直射日光があたって高温になる障子には不向きです。

障子紙の代わりにすだれを使う

畳を掃除するときは、1畳1畳ゆっくりと掃除をしましょう。あまり早く掃除をすると、畳が痛む原因となります。目安としては1畳に対して40秒くらいが理想です。ゆっくり丁寧を念頭に、掃除をしてあげましょう。

水拭きはNG

畳を掃除するとき、雑巾で水拭きをした方がいいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、水拭きはNGです。畳は水に弱いため、水拭きをしてしまうと畳が傷んでしまったり、カビやシミの原因ともなってしまいます。拭き掃除をしたいときは、乾いた雑巾で拭くように心がけましょう。

水拭きができる畳もある

しかし、水拭きが可能な畳もあります。それは、「ポリプロピレン畳」と「和紙畳」です。これらの畳は通常の畳とは違う素材を使用した畳なので、水拭きが可能です。とはいえ、これらの畳は比較的少数の畳なので、頭の片隅に入れておくぐらいで大丈夫です。

シチュエーション別 畳の掃除方法

シチュエーション別 畳の掃除方法
ここでは、シチューション別の畳の掃除方法について解説します。カビが生えたとき、ダニが発生したとき、飲みものをこぼしたときなど、イレギュラーが発生したときの畳の掃除方法について見ていきましょう。

カビが生えたとき

カビは、高湿度や汚れの放置により発生してしまいます。掃除、換気をこまめに行えば畳へのカビの発生は防ぐことができますが、もし発生してしまった場合は、下記の手順でカビを除去しましょう。
  • 1.窓を開けて換気をし、湿気を取る(ひどい場合は除湿器をかける)
  • 2.掃除機をかけて、一旦畳をきれいな状態にする
  • 3.乾いた雑巾やブラシでカビを除去する
  • 4.畳を干す
程度にもよりますが、基本は空気の循環の良い場所でカビの除去を行うように心がけましょう。しつこいカビは、市販のアルコール消毒液などを吹きかけて拭き取るといいでしょう。

ダニが発生したとき

ダニも、カビと同様に高湿度や汚れの放置によって発生してしまいます。ダニはカビと違って目に見えないですが、畳の上で過ごしていたら痒くなった、肌が赤くなってしまったなどの現象が発生した場合は、ダニの発生を疑った方がいいです。カビと同じように、掃除、換気をこまめに行えば畳へのダニの発生は防ぐことができますが、もし発生してしまった場合は、以下の方法でダニを退治しましょう。
  • ・市販のダニ除去スプレーを使用する
  • ・燻蒸型の殺虫剤を使う
  • ・天日干しをする
  • ・畳店に駆除を依頼する
様々な方法がありますが、ダニ除去スプレーは手軽にダニを除去できるのでおすすめです。それでも改善されない、または気になる場合に他の方法を試してみるといいでしょう。

飲み物をこぼしたとき

畳は水に弱いため、飲み物などをこぼしてしまうと畳が痛んだり、シミの原因となってしまいます。つい飲みものをこぼしてしまった!そんなときの対処法は、下記の手順がおすすめです。
  • 1.キッチンペーパーやティッシュで素早く拭き取る
  • 2.食塩を馴染ませて、水分を吸収する
  • 3.掃除機で食塩を吸い取る
  • 4.畳の目に入り込んだ水分をブラシで除去する
畳が水分を吸収してしまう前に、素早く行うことが大事です。

その他の注意点

その他の注意点
様々なお掃除術がありますが、畳にはNGな場合も!ここからは、畳を掃除するときの注意点について解説します。

重曹はNG

水回りの掃除などで大活躍する重曹ですが、畳に使用すると、重曹に含まれているアルカリ成分にい草が反応してしまい、黄色く変色してしまう恐れがあります。畳の目に入り込んでしまうと、更に変色が悪化してしまうので、重曹は絶対に使わないようにしましょう。

カビ取り剤・漂白剤はNG

カビ取り剤や漂白剤も、重曹と同じように、中に含まれている成分にい草が反応してしまい、変色してしまう恐れがあります。あくまで畳は天然素材で出来ているので、化学薬品は使わないようにしましょう。

まとめ

まとめ
以上、畳の掃除の仕方についての解説でした。畳の掃除は、畳を長持ちさせるために大事になってきます。お家の畳を長持ちさせるためにも、普段の掃除をしっかりと行っていきましょう。
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