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畳ベッドとは?選ぶポイント・メンテナンス方法まで細かく解説!
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和室のない家でも気軽に和の雰囲気を楽しめる寝具、畳ベッドをご存知でしょうか。畳ベッドは和室が好きな方や畳ならではの香りや肌触りを楽しみたい方におすすめのアイテムです。
この記事では畳ベッドの特徴をご紹介します。畳には意外な効果があることを知れるでしょう。畳ベッドの選び方も詳しく解説しているので、購入を検討している方もぜひ参考にしてください。
畳ベッドとは
畳ベッドとは、床板に畳が使用されているベッドのことです。一般的なベッドの場合、床板にマットレスを載せて使用しますが、畳ベッドの場合は床板に布団を敷いて使うのが特徴です。和室の雰囲気に憧れる人から人気を集めています。
硬めの寝床が好きな方や畳の雰囲気が好きな方におすすめです。
畳ベッドの特徴
和室の雰囲気が好きな方に適した畳ベッドですが、実はさまざまな特徴があります。ここでは畳ベッドの特徴を詳しく解説します。
寝具の湿度を調整できる
畳ベッドは寝具の湿度を調整できる特徴があります。天然素材で作られた畳には吸湿・放湿作用があり、寝具をちょうどよい湿度に保つことが可能です。湿度を調整できる畳ベッドならジメジメせず、快適に眠れます。
睡眠の質に影響する環境要因として挙げられるのが、湿度や温度、光、音、機会刺激、香りなどです。これらの環境要因の中で、唯一寝具で改善できるのが湿度や温度です。ジメジメとした環境で眠ると、レム睡眠とノンレム睡眠が減少してしまいます。ノンレム睡眠(より深い睡眠)で脳や体は本格的な休息をとるので、湿度に影響を受けてノンレム睡眠が減少してしまうのはあまりよくない睡眠環境です。
日本は世界的に見て湿度が高いとされている国です。寝具の湿度を適度に調整できる環境で眠るのが望ましいでしょう。特に湿度が高い時期は、部屋全体だけでなく寝具自体もじめじめとして不快感のある睡眠環境になりやすいです。その点、畳ベッドなら湿度を調整して使用できるため、年間を通して快適に眠られます。
断熱性・保湿性がある
畳ベッドは断熱性・保湿性があるのも大きな特徴です。イ草などの天然素材を使用している畳は、その構造上網目に空気を含みます。熱を伝えにくく逃しにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのが魅力的なポイントです。
冬は特に睡眠の質が下がりやすいとされています。その大きな理由となっているのが、寝室温度です。一般的に寝室環境は室温20度前後、さらに湿度は40~60度前後、寝具内温度は30度前後に保つと良いとされています。しかし冬はこれらの温度が低くなり、何もしない場合は10度前後にもなります。冬に満足した睡眠をとりにくいのは、室内の温度・湿度、寝具内温度が低いことが原因です。
冬は室内の温度を上げることはもちろん、断熱性・保湿性の高い寝具を使用するのが手っ取り早い方法です。手軽に睡眠の質を高められます。畳ベッドなら床板の畳が断熱性・保湿性にすぐれているため、保温性に優れた布団を使用すれば冬場でも快適な睡眠環境を整えられるでしょう。
吸音・消臭効果がある
畳ベッドに使用されている畳には、吸音・消臭効果があります。寝返りを打った際の衝撃音などを吸収するため、部屋全体が静かになるのがポイントです。
畳に使用されるイ草は、二酸化窒素やホルムアルデヒドなどの悪臭の原因になるさまざまな化学物質を吸収します。アンモニアやアミンなどのし尿のような臭いは特に高い吸収率をほこるのが特徴です。汗の臭いにも高い消臭効果を発揮するため、寝ている間にかいた汗の臭いなども畳ベッドを使用していればしっかり消臭できるでしょう。
最近ではイ草の消臭効果に目を付けた商品も出ているほどに、イ草には高い消臭効果があるのです。またイ草特有の香りは心を落ち着ける効果があるともいわれているため、和室の香りが好きな方にも適しています。
肌触りが良い
さらっとひんやりとした肌触りも畳ベッドならではの特徴です。そのまま寝転んでも心地よい肌触りが魅力的なポイントでしょう。畳ならではのすべすべとした肌触りが好きな方におすすめです。
空気清浄の効果がある
畳に使用されているイ草には空気洗浄効果があります。普段私たちが生活している環境にはさまざまな有害物質が存在していますが、イ草は空気中の二酸化炭素やホルムアルデヒドを吸収し空気を浄化する作用があることが明らかになっているのです。
東京大学工学部西村研究室により行われた研究結果によると、イ草のカーペットや畳を敷いた部屋は環境基準の2倍もの二酸化炭素を2,3時間ほどでイ草が自然浄化したと明らかになっています。またシックハウス症候群の原因にもなるホルムアルデヒドをイ草が吸着することも分かっており、吸着されたホルムアルデヒドは再加熱されてもほとんど再放出されません。そのため、イ草により室内の空気を奇麗に保つことができます。
上記の空気洗浄効果は、他の植物にはないイ草ならではの特性です。天然の空気清浄機として畳ベッドを使用するのもおすすめできます。
畳ベッドを選ぶときのポイント
畳ベッドを選ぶときにはいくつかのポイントをチェックしましょう。快適に睡眠するために重要なポイントとなります。
ベッドのサイズ
畳ベッドのサイズはシングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングがあり、一般的なベッドのサイズ規格と変わりません。各規格のサイズは以下のとおりです。
ダブルサイズは一人で贅沢な睡眠環境にしたいと考える方におすすめです。ややコンパクトサイズにはなりますが、2人での使用も可能なサイズとなっています。シングルサイズからダブルサイズは寝具の種類も豊富にあるため、豊富なレパートリーから寝具を選びたい方にもおすすめです。 クイーンサイズは2人で広々とベッドを使用したい方におすすめのサイズ。余裕をもって寝返りを打つことができて、ゆったりと眠れます。
キングサイズは家族3人で使用する場合におすすめのサイズです。3人で並んでゆったりと眠れるでしょう。キングサイズでは物足りない場合は、シングルサイズやセミダブルサイズを2つ並べて使用するのがおすすめです。 この他にロングサイズもあり、通常のベッドよりも12cm長く作られています。ベッドを選ぶ基準として、長さは身長プラス15cm程度が良いとされているため身長175cm以上の方はロングサイズを検討してみるとよいでしょう。ロングサイズならゆったりと足を伸ばして眠れます。 またベッドの横幅は体の幅プラス15cmが良いとされているので、不安な方は自分の身体の幅を計ってからベッドを選ぶのがおすすめです。自分に適した畳ベッドのサイズを選んでみてください。
- ●シングル:横幅97×長さ195cm
- ●セミダブル:横幅120×長さ195cm
- ●ダブル:横幅140×長さ195cm
- ●クイーン:横幅160×長さ195cm
- ●キング:横幅180×長さ195cm
ダブルサイズは一人で贅沢な睡眠環境にしたいと考える方におすすめです。ややコンパクトサイズにはなりますが、2人での使用も可能なサイズとなっています。シングルサイズからダブルサイズは寝具の種類も豊富にあるため、豊富なレパートリーから寝具を選びたい方にもおすすめです。 クイーンサイズは2人で広々とベッドを使用したい方におすすめのサイズ。余裕をもって寝返りを打つことができて、ゆったりと眠れます。
キングサイズは家族3人で使用する場合におすすめのサイズです。3人で並んでゆったりと眠れるでしょう。キングサイズでは物足りない場合は、シングルサイズやセミダブルサイズを2つ並べて使用するのがおすすめです。 この他にロングサイズもあり、通常のベッドよりも12cm長く作られています。ベッドを選ぶ基準として、長さは身長プラス15cm程度が良いとされているため身長175cm以上の方はロングサイズを検討してみるとよいでしょう。ロングサイズならゆったりと足を伸ばして眠れます。 またベッドの横幅は体の幅プラス15cmが良いとされているので、不安な方は自分の身体の幅を計ってからベッドを選ぶのがおすすめです。自分に適した畳ベッドのサイズを選んでみてください。
ベッドの高さ
ベッドの高さは大きく4つあります。ロータイプ・スタンダードタイプ・ハイタイプ・ロフトタイプです。
ハイタイプはベッド下の掃除をしやすいのが大きな特徴です。しっかりと掃除をしたい方や奇麗な睡眠環境を保ちたい方に適しています。 ロフトタイプはベッド下の広いスペースを有効活用したい方におすすめです。限られた間取りの中でも、生活スペースと睡眠スペースを分けられます。 掃除のしやすさや部屋の間取りなどを考慮して、ベッドの高さを選ぶとよいでしょう。特にこだわりがない方はスタンダードタイプがおすすめです。
- ●ロータイプ:高さ20~30cm
- ●スタンダードタイプ:高さ35~45cm
- ●ハイタイプ:高さ50cm
- ●ロフトタイプ:高さ130cm
ハイタイプはベッド下の掃除をしやすいのが大きな特徴です。しっかりと掃除をしたい方や奇麗な睡眠環境を保ちたい方に適しています。 ロフトタイプはベッド下の広いスペースを有効活用したい方におすすめです。限られた間取りの中でも、生活スペースと睡眠スペースを分けられます。 掃除のしやすさや部屋の間取りなどを考慮して、ベッドの高さを選ぶとよいでしょう。特にこだわりがない方はスタンダードタイプがおすすめです。
ベッド下の収納の有無
ベッドは部屋のスペースを大きく取ってしまう家具です。収納機能が付いているベッドなら、限られた間取りでも大きなベッドを置くことができるでしょう。特に畳ベッドは布団の収納場所が必要なため、ベッド下に収納スペースがあると便利です。
ベッド下収納は跳ね上げ式と引き出し式があります。ベッド下が引き出しになっているものが引き出し式で、床板が持ち上がりベッド下全体が収納スペースとなっているのが跳ね上げ式です。軽い収納スペースで十分な場合は引き出し式、布団や季節外の服を収納したい場合には跳ね上げ式がおすすめです。
部屋の間取りを考慮して収納スペースを確保したい場合には、ベッド下収納が大容量なベッドを選ぶとよいでしょう。
家に畳がなくても畳ベッドで和を感じよう
家に畳がなくても、畳ベッドなら和の雰囲気を感じられます。断熱性・保湿性、吸音・消臭効果など畳ならではのうれしい効果が期待できるのも魅力的なポイントです。
和室が好きな方は、和室の雰囲気を手軽に楽しめるアイテムとして畳ベッドを購入してみてはいかがでしょうか。部屋の間取りや収納スペースなどを考慮して、自分にぴったりな畳ベッドを選んでみてください。