和室の畳からフローリングにリフォームするには?2つの方法と費用について解説

畳からフローリングにリフォームする方法は2つ

#和室 #和室インテリア #和モダン #和の暮らし #伝統工芸 #伝統文化 #禅 #古民家 #古民家暮らし #田舎 #田舎暮らし #仏教 #瞑想 #visitjapan #japanlovers #japan #zen #japandi #japantravel #japantrip #japaneseculture #japan_of_insta #japanlife #japanstyle #japanphoto #japanculture #japanlover #japangram #kyoto #tokyo
畳からフローリングにリフォームする方法は2つ では、畳からフローリングにリフォームするには、どのような方法があるのでしょうか。畳からフローリングにする方法は、主に以下の2つです。
  • 畳を取り除いてフローリングに張り替える
  • 畳の上からフローリング素材を張る
それぞれメリット・デメリットがありますので、1つずつ詳しく紹介します。

畳を取り除いてフローリングに張り替える方法

1つ目は、畳を取り除いてフローリングに張り替える方法です。畳をすべて取り除き、フローリング材を敷き詰めます。 メリットは、トラブルが発生しにくいことです。この方法では畳を全て取り除き、部屋の大きさに合う木材を敷き詰めるため、ズレが生じたり、扉が閉まりにくくなったりといったトラブルが起きにくいと言えます。 一方デメリットとしては、工事に時間がかかることや、10〜20万円程度の費用が発生することが挙げられます。自分でもできそうな感じがするかもしれませんが、少しのズレが後々のトラブルにつながることも多いですので、基本的にはプロに依頼することをおすすめします。

畳の上からフローリング素材を張る

2つ目は、畳の上からフローリング素材を張る方法です。畳を取り除く必要がないので、DIYの経験が浅い人でも自分で簡単に行えることが特徴です。フローリング素材とはクッションフロア(ビニール製のシート状床材)などのことで、部屋の大きさに合わせてハサミで切るだけで、簡単にフローリングが完成します。 こちらの方法は手間も少なくメリットが大きいように聞こえますが、畳を取り除く方法と比べるとデメリットが多く存在します。最も大きなデメリットは、畳とフローリング材との間にカビが発生しやすいことです。畳をすべて覆ってしまう形になるため、湿気がこもりやすくなり、気がついたときには畳にカビが発生していた!といったことも多いようです。 また「使っているうちにズレが生じる」「本物の木材を使用したフローリングと比べると安っぽく見えてしまう」といったデメリットも存在します。フローリング素材を使用する方法は、一時的に畳をフローリングにしたい場合に向いている方法と言えるでしょう。

畳からフローリングにするメリット・デメリット

畳からフローリングにするメリット・デメリット 「工事も大変そうだし、どうしようかな」と畳からフローリングにするのを迷っている方も多いかもしれません。ここでは、畳からフローリングにするメリット・デメリットについて紹介します。

畳からフローリングにするメリット

畳からフローリングにする主なメリットは、以下の通りです。
  • 畳と比べて掃除がしやすい
  • 家具を気軽に移動できる
  • 介護が必要になった際にベッドを置きやすい
1つずつ詳しく解説します。

畳と比べて掃除がしやすい

フローリングにする大きなメリットは、掃除がしやすいことです。畳はフローリングと比べてデリケートなので、掃除をする際はゴシゴシ拭くことができません。また掃除機をかける際も、畳の目に沿ってかける必要があります。 しかしフローリングの場合は拭き掃除ができるだけでなく、畳の目などを気にする必要もありません。また食べかすなど細かいものをこぼした際に、掃除機がかけやすいこともメリットと言えます。

家具を気軽に移動できる

畳は柔らかく凹みやすいため、家具を置くことで畳が傷んでしまうことも多いです。しかしフローリングは畳と比べて硬いため、家具を置くだけでへこむことはありません。また傷つきにくい素材のフローリングであれば、家具を引きずって移動することも可能です。

介護が必要になった際にベッドを置きやすい

もし介護が必要になった際に、ベッドを置きやすいこともメリットの1つです。畳だと床から起き上がる必要があるため、お年寄りや怪我をしている人にとっては生活しづらいと感じることがあります。また介護をする側もベッドの方が起こしやすく、手伝いやすいと言えます。畳の上にベッドを置くこともできますが、畳がへこんでしまうため、あまり良い方法とは言えません。 フローリングに変更した後も畳の良さを味わいたい場合は、畳ベッドがおすすめです。畳ベッドはマットレスを敷く部分が畳になっているベッドで、寝起きがしやすく、い草の香りを感じられることが特徴です。詳しくは以下の記事で紹介しているので、合わせて参考にしてください。

畳からフローリングにするデメリット

一方、畳からフローリングへのリフォームには以下のようなデメリットも存在します。
  • 硬く寝転べない
  • 冬は寒い
  • 調湿機能がなくなり結露が発生する可能性がある

硬く寝転べない

畳は柔軟性があるため、少し休憩したいときや横になりたいときは、何も敷かずにそのまま横になることができます。しかしフローリングは畳と比べると硬いので、寝転ぶには敷物が必要になります。今まで畳の上に直接寝転んでいた人にとっては、不便だと感じる原因となるでしょう。

冬は寒い

またフローリングは畳と比べて硬く冷たいため、冬は寒いと感じるかもしれません。今まで畳の上を裸足で歩いていた人は特に、フローリングに変えた後は冷えを感じやすくなります。

調湿機能がなくなり結露が発生する可能性がある

畳の原材料であるい草には、部屋の湿度を調節する性質があります。そのため畳からフローリングに変えることで、湿度の調節が難しくなり、窓枠などに結露が発生する可能性もあります。またい草には消臭効果もあるため、フローリングに変えることで、部屋の匂いが気になりはじめることもあります。さらに、リラックス効果も期待できると言われている「い草ならではの匂い」を感じられなくなってしまうことも、デメリットの1つと言えるでしょう。

畳からフローリングにする際の参考費用

畳からフローリングにする際の参考費用 では、畳からフローリングにした際は、どのくらいのお金がかかるのでしょうか。畳からフローリングへのリフォーム費用は、約10〜20万程度です。部屋の広さや選ぶフローリング材によっても異なりますが、ほとんどの場合は上記の金額がかかると考えてよいでしょう。 また床だけでなく、和室そのものを洋室に変えたい場合は、壁や天井・押入れからクローゼットへのリフォームも必要になります。壁や天井のリフォームは10〜20万円程度、押入れをクローゼットに変更する場合は3〜20万円程度の費用が発生します。

押入れをクローゼットに変更する費用に幅がある理由は、工事内容によって作業範囲が異なるためです。押入れの中に棒を取り付けて洋服をかけられるようにする場合や、押入れをすべてクローゼットに変更する場合など、希望する形によって工事費用が異なります。 和室を洋室に変えたいのか、畳をフローリングにしたいだけなのかなど、予算なども合わせて考えながら工事範囲を検討するとよいでしょう。

畳からフローリングへのリフォームはメリットも多いが、コストや手間が発生する

この記事では、畳からフローリングへのリフォーム方法やメリット・デメリットについて紹介しました。 畳からフローリングへのリフォームは「掃除がしやすくなる」「家具を移動しやすい」などのメリットがありますが、「寒さを感じやすくなる」「気軽に寝転べない」などのデメリットも存在します。また畳からフローリングへのリフォームは、10万円〜20万円程度の費用がかかるだけでなく、業者を探す手間や時間もかかります。

「なんとなくおしゃれじゃないから」「活用方法がよくわからないから」などの理由で畳からフローリングにしようと考える人も多いですが、近年は和雑貨と洋小物などを組み合わせて和室をおしゃれに彩る人も増えています。 和室がよりおしゃれになる和雑貨や、い草の関連製品を多数販売しています。畳をフローリングに変えようか考えている方は、ぜひこの機会に和室をよりおしゃれにする方法について考えてみてはいかがでしょうか。
無効化する