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自宅に和室が必要と考える人が70%以上というデータもある
ある建築情報サイトが2017年に20歳以上の男女を対象に実施したアンケートによると、自宅に和室が必要だと答えた人は全体の70%以上になったそうです。
自宅に和室が必要と答えた人の意見としては、次のようなものがありました。
- ゴロゴロできるので子育て世代には便利
- 来客時の客間になる
- 日本特有の文化であり、落ち着くから
- 和室がなくても生活に影響はない
- 畳や障子のメンテナンスが面倒だから
- 自宅には必要ないが、実家にはあって欲しい
自宅に和室を作る3つのメリット
ここからは自宅に和室を作るメリットについて詳しく解説していきます。
自宅に和室を作るメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 小さな子どもを育てるのに便利なスペースになる
- 来客時や急な宿泊にも対応できる
- 寝室の省スペースに効果的
1.小さな子どもを育てるのに便利なスペースになる
小さな子どもはよく転びますから、床がフローリングだと怪我が心配な人もいるでしょう。
畳は転んでも痛くなりにくく、お昼寝スペースにもぴったりです。遊ぶスペースと兼用できて動線がスムーズなのもメリットの1つです。
2.来客時や急な宿泊にも対応できる
和室は来客時に対応できる部屋としても有効です。また、親戚や友人などが急に宿泊することになった場合も、布団を敷くのに便利です。
仏壇を設置する仏間としても和室は最適です。日常生活の空間から近い場所にあるとお参りもしやすくなります。
3.寝室の省スペースに効果的
寝室にはベッドを置くことにこだわりがない場合、和室を寝室代わりにするのもおすすめです。押し入れを設置して、日中は布団を収納すれば寝室としても使えます。
ベッドを置くだけのスペースが節約できて、他の用途にスペースが使えます。
また、家族が病気になった時もリビングに隣接した和室があれば看病に便利です。
畳がもたらす効果も期待できる
和室に敷き占める畳には
[注1]農林水産省 フィトンチッドについておしえてください。 https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0102/05.html
- リラックス効果
- 部屋の湿度調節
[注1]農林水産省 フィトンチッドについておしえてください。 https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0102/05.html
自宅に和室を作る3つのデメリット
自宅に和室がある場合に考えられるデメリットは次のとおりです。- メンテナンス費用が高い
- 家具を置きにくい
- ダニ・カビが発生しやすい
- 汚れがつきやすい
1.メンテナンス費用が高い
和室には必須な畳は、数年経つと変色や毛羽立ちが目立つようになります。そのため、5〜7年ごとに畳の張り替えが必要です。
業者に頼むと、畳は1枚8,000〜20,000円かかります。
他にも襖、障子、土壁なども洋室のフローリングやクロスに比べると汚れやすく痛みやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。
2.家具を置きにくい
畳は重いものをおくとへこみやすく、日焼けします。
重い家具やカーペットを置くと、へこみ跡や日焼けによる変色が目立つため注意が必要です。
3.ダニ・カビが発生しやすい
畳の目にゴミや食べかすが入ってしまうと、ダニが繁殖しやすくなります。また、湿気の多い部屋にはカビが生えやすいでしょう。
畳に水分をこぼしたときは、タオルで拭き取ってから濡れタオルで薄めるように拭いてから窓を開けてよく乾燥させなくてはなりません。
4.汚れやすく傷つきやすい
汚れやすく、傷つきやすいというのが畳の特徴です。たとえば飲み物をこぼしてしまうとシミになってしまい、汚れが残ってしまいます。また、ペット飼っている場合、ペットの爪痕がついてしまい傷ついてしまう恐れもあります。
汚れや傷が不安であれば、ポリプロピレン樹脂で作られた畳がおすすめです。ポリプロピレン樹脂の畳は、い草の畳よりも汚れや傷に強いという特徴があります。
新築時に和室を作るかどうかはメリット・デメリットをよく考えて決めるのがおすすめ
新築する際に自宅に和室が必要かどうか悩む人は多いようです。
和室には来客や子育て時の昼寝場所など多様な使い道に対応できるなどメリットがあります。
その一方で、メンテナンス費用が高い、家具が置きにくい、カビ・ダニが繁殖しやすいなどのデメリットも存在します。
後悔しないためにも、新築のプランを考える際はメリット・デメリットをよく考えて和室が必要か判断することをおすすめします。