和室リビングにしたい!気を付けるべきポイントは?

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最近は和テイストのものが人気ですが、和室もその1つです。 和モダンな和室をリビングの横に設けたり、リビングの一部分に小上がりの畳スペースを作ったりとさまざまなケースがありますが、「和室リビング」の需要も高まっています。

和室リビングとは昔のちゃぶ台をみんなで囲むイメージを想像する人も少なくないでしょうが、実際のところはどうなのか気になるところです。 今回は和室リビングのポイントについて解説します。

和室リビングはおしゃれに進化した和室をリビングとして使うこと

最近はレトロブームで昭和30年代前後のインテリアや雑貨が人気です。 和室リビングと聞くと、居間の畳の上に置かれた大きなちゃぶ台を家族みんなで囲んで食事をしたり、家族でくつろぐイメージが浮かぶ人もいるかもしれませんが違います。 ここ数年おしゃれな和室が増え、畳や和室の良さを実感した人が現代のライフスタイルにあった新しいタイプの和室をリビングとして使うことです。

和室リビング最大のメリットはバリアフリー

高齢化社会が進む現代では、住宅のバリアフリー化は重要な問題です。 畳の床は段差もなく柔らかいためバリアフリー向けですし、高齢者や乳幼児などが転んでもフローリングより怪我をしにくいでしょう。 一方で、畳は高価なフローリングよりも施工費用が高額になるのが一般的です。 さらに5年くらいで畳の張り替えや裏返しが必要になります。畳は長くても10年ほどで寿命を迎えるため、洋室よりもランニングコストがかかります。

快適でおしゃれな和室リビングを作る際に押さえておきたいポイントは8つ

快適な和室リビングを作るには次のようなポイントを押さえておくことをお勧めします。

1.窓は畳が変色しにくい位置にするなど工夫が必要

畳は日焼けすると変色してしまうため、窓からの日当たりには注意が必要です。 リビングは明るい方がいいからと大きな窓にするよりは、直射日光が畳にあたりにくい天井窓やスリット窓を選ぶといいでしょう。 日当たりが心配ならば、縁側を作るという手もあります。

2.障子よりも木製ブラインドやプリーツスクリーンがおすすめ

和室の窓には障子のイメージが強いですが、和室リビングには木製ブラインドや和紙調のプリーツスクリーンと相性がよく、おしゃれ度がアップします。

3.家具の重さによる畳の凹みに注意

畳の上に重い家具を置いてしまうと、凹み跡が残ってしまいます。 タンスなどをおく場所は板の間にしたり、椅子やテーブルの脚にはゴムやジョイントマットなどをつけて対策することをお勧めします。

4.テーブルよりも掘りコタツがおすすめ

和室をリビングとして使うならテーブルが必要ですが、畳に直接座るのは星座が苦手な人や足腰に不安がある高齢者などにとっては負担が大きいこともあるでしょう。 掘りコタツを設置すれば、冬はこたつとしてそれ以外はテーブル+腰かけ場所として使えますし、不要な時は閉まって畳をフラットに使えるので便利です。

5.畳のデザインに注目

畳には色付きのものや縁無しのタイプなどもあります。 和室リビング全体のイメージに沿ったデザインのものを選びましょう。

6.照明は間接照明や和紙を使ったモダンな照明がおすすめ

和室リビングには、昔ながらの和室向けの照明よりも間接照明や和紙を使った照明がおしゃれです。灯りの色は温かみのある電球色が和室と相性がいいでしょう。 また、個性的な和室にしたいのなら北欧テイストの木を使った照明などもおすすめです。

7.壁は白い漆喰(しっくい)やナチュラルカラーがおすすめ

和室リビングには、畳の色と相性がいいアイボリーや白い漆喰(しっくい)の壁がおすすめです。部屋が広く見える効果もあります。 よりモダンな空間にしたいのなら、落ち着いたグリーンやネイビーの壁紙を一部に取り入れてアクセントにするといいでしょう。 和柄のアクセントクロスを貼るのもおしゃれです。明るいトーンのものは爽やかさやかわいらしさが際立ちますし、暗いトーンならモダンでおしゃれな雰囲気を演出してくれます。

8.ソファをおくなら低めで設置面積が広いのものを

和室リビングにはソファをおくなら、低めのものがおすすめです。また、畳を傷つけないために脚が太めか平面で支えるタイプがいいでしょう。 ソファのデザインは和風のものを選ぶと部屋に統一感が出ます。

和室リビングは従来の和室のよさを活かしつつ住む人のライフスタイルや好みに沿った新しいタイプのリビング

和室リビングは畳など和室のよさを活かしながら、おしゃれで今のライフスタイルに合ったテイストを取り入れたリビングです。 畳の弱点をカバーしつつ、幅広い年齢層の人がくつろげるリビングにするためのポイントをご紹介しました。
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