和室における障子の張替え方とは?

障子の張替え方とは?

障子の張替え方とは?
「障子をそろそろ張り替えたいけど、どうやってやればいいのか分からない」そんなお悩みを持つ方も少なくないでしょう。 本記事では、障子の張替え方法について詳しく解説していきます。障子の張り替えはプロに頼むこともできますが、自分で張り替えれば費用を抑えられます。 ぜひ本記事で解説する障子の張り替えの方法やコツを押さえて、挑戦してみてください。

障子の張替えって、どうやるの?

障子の張替えって、どうやるの?
障子の張り替えは大きく4つのステップがあります。
  • 障子戸を外す
  • 古い障子紙を剥がす
  • 障子紙を貼る
  • 仕上げ
コツを押さえて、一つひとつ丁寧に作業していきましょう。

障子戸を外す

障子の張替えをするにあたって、まず障子戸を外す必要があります。障子戸は上に持ち上げ、引き抜くようにして取り外しましょう。 もし思うように取り外しができない場合は、マイナスドライバーを敷居に差し込んで持ち上げてみてください。古くなった障子戸だとこのように抜けづらい場合があります。 もしこの方法でも抜けない場合は、ジャッキや角材を使用する方法も試してみましょう。抜けないからといって力任せに作業すると、敷居や鴨居が歪んでしまう恐れがあるため注意が必要です。

古い障子紙を剥がす

外した障子戸は、床に敷いた新聞紙やビニールの上に置きましょう。障子を置いたら、古い障子紙を剥がしていきます。 スポンジやハケに水をよく含ませ、障子紙越しに桟を濡らします。時間が経つと糊がふやけるので、そしたら障子紙を端から剥がしていきましょう。5分もあれば徐々に糊がふやけてくるはずです。もし障子紙を剥がしづらいようであれば、ヘラなどを使うと作業がしやすくなります。 障子によっては、障子紙が両面テープで貼られている場合もあります。この場合は、ドライヤーで熱を当てながら徐々に剥がしていく方法がおすすめです。 また障子紙が奇麗に剥がせず残ってしまったら、濡らしたタオルで拭き取りましょう。

障子紙を貼る

障子戸がしっかりと乾くのを待ってから、障子紙を貼ります。障子紙はあらかじめ枠の大きさに合わせて切っておきましょう。障子紙を張る作業の注意点は、上下や裏表を誤って貼ってしまわないことです。 障子紙を貼る方法は、糊・アイロン・両面テープがあります。 糊で障子紙を貼る場合は、障子紙を貼る位置をセロテープで仮止めするのが大切です。障子用の糊を水に少しずつ溶かし、ハケで桟全体に薄く塗っていきます。シワなどに注意しながら、紙を貼りましょう。 アイロンで障子紙を貼る場合は、説明書をよく読むことが重要です。アイロンの温度は紙によって異なるため、説明書のとおりの温度で作業しましょう。障子紙の四隅をアイロンで仮止めし、中心から上下左右にゆっくりアイロンをかけて貼ります。

仕上げ

最後に障子戸からはみ出てしまった余分な障子紙を切り取り、霧吹きで水を吹きかけ乾燥させたら張替え作業完了です。 障子紙を切り取る際は、定規を使ってカッターナイフで切り取るのがおすすめです。そうすると奇麗に切り取りやすくなります。

まとめ

まとめ
障子紙は、一つ一つの作業を丁寧に行えば素人でも張り替えできます。ただし障子戸を外す際、力任せに作業して敷居や鴨居を歪ませてしまわないように注意しましょう。 シワや歪み一切なく障子紙を張り替えたい場合は、プロに依頼するのも一つの方法です。
無効化する