DIYでおしゃれに障子をリメイクする方法!アイディアをご紹介

DIYでおしゃれに障子をリメイクする方法
障子は和のイメージが強いアイテム。昔ながらの建具ゆえに「古臭いもの」ととらえられてしまうことが少なくありません。しかし、障子は採光にすぐれ、目隠しや断熱もできる機能的なアイテムです。アレンジすれば洋風にも馴染みます。アイディア次第でおしゃれを演出できますよ。

当記事では、障子をおしゃれにする具体的なリメイクアイデアをご紹介します。さらに、自分で障子を張り替える方法をあわせて解説。障子のリメイクをお考えの方はぜひ参考にしてください。

障子のリメイク方法。アイディアをご紹介

障子のリメイク方法。アイディアをご紹介
障子はアイディア次第で様々な使い方ができます。紙を替えたり、素材を替えたりするだけで雰囲気がガラリと変わりますよ。
障子のリメイク方法とアイディアをご紹介します。

障子紙の代わりに柄の入った和紙や色紙を使う

障子に貼っていいのは「障子紙」だけではありません。のり付けできる紙であればなんでも貼りつけることができます。障子紙の代わりに、お好みの和紙や色紙を貼ってみてはいかがでしょうか。とっておきの1枚を障子に取り入れれば、あなただけのお気に入り空間を作ることができます。

紙を選ぶ際は、厚みがポイントです。厚すぎる紙は光を通しにくく、室内が暗くなります。採光を重視する場合は、薄めの紙を選びましょう。強度を重視する場合は、厚めの紙がおすすめです。

全体を色紙に張り替える

全体を色紙に張り替えると障子をアクセントウォールのように使うことができます。部屋の広い面積に色がつくので、ガラッと雰囲気が変わりますよ。「色のもつ力」を意識してカラーを選ぶと様々な効果を期待できます。下の図を参考に色を選んでみてください。
効果
お部屋の体感温度をあげる。やる気、集中力がアップ。
気持ちを明るくする。ポジティブな印象のお部屋におすすめ。
リラックス効果。安心する居場所を作りたいときにおすすめ。
グレー 冷静な気持ちを保つ。気持ちを落ち着かせる部屋におすすめ。

部分的に張り替える

障子は貼り方をアレンジするだけでグッとおしゃれになります。柄のある和紙や色紙をワンポイントに取り入れるのもおすすめの貼り方です。
一部分だけ色が違うと視線が集中するためお部屋のアクセントになります。全面を張り替えずにすむので、手軽にアレンジできるのも嬉しいポイントです。

部分的に張り替えるときは、張り替えたい場所だけ枠にそって障子紙を切り取ります。切り取った部分に和紙や色紙を貼りましょう。数か所張り替えるだけで、個性的なアレンジ障子になりますよ。穴の開いてしまった部分の応急処置にもおすすめの貼り方です。

障子を透明に。ガラス風にリメイク

障子に貼っていいのは紙だけではありません。ポリカーボネート板やプラスチックダンボールをはるとステンドグラスのように障子を楽しめます。

ポリカーボネート板やプラスチックダンボールは衝撃に強い素材。ペットや子供のいるご家庭にもおすすめできます。紙よりも断熱にすぐれているのも嬉しい点です。
ただし、プラスチックは糊で接着することができないのでご注意ください。ガンタッカーをつかってホッチキスの要領でとめると剥がれる心配がなく安心です。剥がす際も針を外すだけなのでカンタンですよ。プラスチックは熱に弱いため直射日光があたって高温になる障子には不向きです。

障子紙の代わりにすだれを使う

夏場にオススメなのが、すだれを使う方法です。すだれのついた建具は簾戸(すど)と呼ばれ、昔から親しまれてきました。

すだれは室内から外の様子を見ることができますが、外から中は見えにくいためプライバシーを保護してくれます。日差しを和らげ、風を通してくれるため涼しく快適です。天然素材のすだれは、見た目にも爽やか。心が落ち着く癒しの空間を演出してくれるでしょう。アジアンテイストを取り入れたい方にもおすすめです。

障子紙の代わりに布を使う

障子紙の代わりに布を使うと和風以外のテイストも楽しめます。
北欧柄の布をつかえば、北欧テイストのお部屋に大変身。布は適度に光を通すため、日中と夜で違った雰囲気を楽しむこともできますよ。

布はバリエーションが豊富なのが嬉しいポイント。お気に入りの布を組み合わせれば、自由に個性的な空間が作れます。接着は、布用の両面テープが便利です。障子枠の幅を測って同じ幅の両面テープを用意しましょう。

枠をリメイク

「障子があると和のイメージが強すぎる…」そんな時は、「洋風の仕切り」や「飾り窓」のように枠をリメイクしてみてはいかがでしょうか。
枠の下半分にベニヤ板をはり、上半分にポリカーボネート板をはると「洋風の扉」のようになります。大きなアレンジを加えなくても、枠を塗り替えるだけでガラリと雰囲気が変わりますよ。

枠を付け足す

障子は、枠を付け足すと違った雰囲気を楽しめます。ホームセンターでお好みの「モール材」を買ってくれば、あとはカットして接着するだけ。
横の枠を増やすと、横の広がりが強調され「お部屋が広く見える効果」があります。縦の枠を増やすと高さが強調されます。お好みに合わせてアレンジしてください。

枠を取り外す

障子は枠を取り外すこともできます。枠を減らすと洋風にアレンジしやすくなります。動かしてみて外れにくい枠は、ノコギリでカットしましょう。

障子の基本的な張り替え方

障子の基本的な張り替え方
障子の張り替え方法をご紹介します。障子の張替えは一度コツをつかめば、何枚でもやりたくなってしまう楽しい作業です。工程ごとにポイントを解説します。

障子紙を剥がす

まずは古い障子を剥がしましょう。はがれにくいときは専用の「はがし剤」をつかうのがおすすめです。古い糊が残っていると新しい紙が付きにくくなってしまいます。せっかく張り替えたのにすぐに剥がれてしまうことも。
障子紙をはがす際は「はがし剤」をたっぷり使って、古い糊をしっかり落としましょう。

障子紙をカット

障子紙はロール状に入っています。障子枠をあてて、必要な大きさにカットしましょう。接着の際にズレてしまうことがあるので、余裕をもって枠より大きめにカットします。

障子紙を貼り付ける

障子紙を貼りつける際は、木枠に糊や両面テープをつけて、上から障子紙をのせます。ただし、プラスチック障子紙は、糊で接着できないのでご注意ください。専用の両面テープを使って貼りつけましょう。
木枠にそって糊をつけ、その上に障子紙をはり合わせます。剥がれないように、マスキングテープなどで端をとめておくと便利です。

余分な障子紙をカット

余分な障子紙はカッターで切り落とします。定規やヘラをあてて外枠の中心を真っすぐに切ります。仕上がりに影響するのでカッターの刃は替えておきましょう。糊が乾く前に仕上げるのがポイントです。

乾かす

糊が完全に乾いたら張り替え完了です。ドライヤーやエアコンはつかわず、自然に乾燥するのを待ちましょう。

まとめ

まとめ
障子紙のリメイク方法をご紹介しました。
障子にはることができるのは障子紙だけではありません。貼るものによって様々なテイストが楽しめますよ。障子になにも貼らず、枠をアレンジして活用するのもおしゃれです。アイデア次第で和風だけでなく、洋風や北欧風に楽しむこともできます。

張り替えは一度覚えればとってもカンタンです。ぜひ、あなたのアイデアを取り入れておしゃれな障子を楽しんでください。
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