和室の襖の張替え時や疑問点と襖選びのポイント3選

襖の張替えについて解説

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襖の張替えについて解説
襖の劣化が気になったら、お好みに合わせてぴったりの1枚に張替えましょう。襖を張替えるポイントを解説します。 襖の張替えを値段だけで決めてしまうと後から後悔してしまうことも。 スムーズで満足できる襖の張替えを行うために、ぜひこの記事をお役立てください。

襖の張替え時や疑問点

襖の張替え時や疑問点
襖の張替えは10年が目安と言われています。しかし、お使いの部屋の状況によって年数にかかわらず襖の張替えが必要な場合があります。 張替え時の疑問点を詳しく解説します。

張替え時はいつ?

襖は10年をめどに張替えを検討しましょう。 しかし、次のような場合は時期に関わらず張替えを検討してみてください。
  • 汚れや黄ばみが気になるとき
  • 破れてしまったとき
  • 来客の予定があるとき
襖は品質や使用状況によって劣化のスピードが異なります。直射日光が当たりやすい場所や喫煙する場所は黄ばみやすくなるのでご注意ください。 破れや穴ができてしまったときも張り替えるタイミングです。穴が開いた襖はお部屋の雰囲気を台無しにしてしまいます。穴は専用のシールなどで簡易的に補修することができますが、きれいに直すなら張替えましょう。 婚礼行事やお正月など、人が集まる行事があるときに張り替えるのもおすすめです。「和室の風格は襖が決める」といわれるほど、襖は部屋の印象を左右します。 新調した襖でおもてなしの気持ちを表してみてはいかがでしょうか。

どこに頼めばいい?

襖の張替えは専門の業者に依頼しましょう。畳店などで、襖の張替えを行っている場合が多いです。 値段だけで依頼先を決めてしまうと、後でトラブルになりかねません。業者選びで注意すべき点は次の3つです。
  • 実績があるか
  • 料金が明確か
  • 好みの襖紙を扱っているか
張替えを頼むうえで最も大切なのは技術力です。口コミや施工例を見て、しっかりと実績のある業者を選びましょう。 「誰が作業を行うのか」を明確にしている業者のほうがより安心できます。 業者によっては、経験の浅い従業員や下請け業者に作業を任せている場合があります。「せっかくプロに頼んだのに仕上がりがイマイチ」そんな結果にならないためにも、きちんと実績があり、信頼できる業者を選びましょう。 また、見積もりを行って実際に支払う金額を明確にしておくことも重要です。業者によっては、張替え料金に費用を上乗せして請求してくる場合があります。 襖は木枠の状態によって大幅な修繕が必要な場合があります。電話見積もりではなく、実際にプロに見てもらった上で見積もりを出したほうが安心です。 扱っている紙の種類も重要です。生活スタイルに合った襖にするためにも、扱っている紙の種類も確認しておきましょう。 襖紙については次の項目で詳しくご紹介します。

襖選びのポイント

襖選びのポイント
襖には様々な種類があります。素材、デザイン、値段の3つの項目に分けて襖選びのポイントを解説します。

素材

襖紙の素材は大きく分けると和紙か織物かビニールです。それぞれの特徴を解説します。

和紙

和紙の主原料はジンチョウゲ科の植物、雁皮(がんぴ)です。しかし、栽培が難しいため、現在ではグレードによって様々な原料が使われています。 手漉きで作った襖は「本鳥の子」と呼ばれます。最も伝統的で高品質な襖です。本鳥の子と区別して、機械漉きの襖は「鳥の子」と呼ばれます。 さらに手作業の工程を省き、機械で大量生産できるようにした襖を「新鳥の子」と呼びます。 グレードが高い襖ほど、丈夫で長く楽しめます。値段だけで選ぶと劣化が早い場合があるので注意が必要です。

織物

レーヨン糸や絹糸を使った織物も、襖の表面に使用されます。織物の特徴は、破れにくく丈夫なことです。施工時にシワになりにくく、張りやすい襖紙です。

ビニール

最も丈夫なのがビニール素材です。子供やペットがいるご家庭におすすめの襖で、屋外で使用できるものもあります。

デザイン

近年、おしゃれな襖のデザインが増えてきています。和のデザインと洋のデザインに分けて、それぞれの特徴を解説します。

和のデザイン

襖を設置するのが和室であれば、和のデザインがおすすめです。畳や障子と調和した和の空間が演出できます。 デザインは華やかな模様があしらわれたものから、単色のものまで様々。 単色であっても、色合いは豊富です。明るく柔らかい色合いを選べば古めかしさを感じないスタイリッシュなお部屋を演出できます。 近年、人気のインテリアテイストに「和モダン」があります。和モダンとは、スタイリッシュでモダンなお部屋にあえて和のテイストを合わせたインテリアスタイルです。 和モダンをおしゃれに演出したい場合にも、和のデザインがおすすめです。昔ながらの鶴や鳳凰、桜などが全面に描かれた襖紙で和モダンの個性を演出してみるのはいかがでしょうか。

洋のデザイン

いまや襖のデザインは和風だけにとどまりません。近年増えてきている洋のデザインには次のようなものがあります。
  • 花柄や動物柄
  • ドットや幾何学模様
  • 北欧柄
  • キャラクターデザイン など
襖のあるお部屋を洋室として使用したい場合は、洋のデザイン襖がおすすめです。 また、和室を「和モダン」にしたい場合は、襖に洋のデザインを取り入れてモダンを演出するのもいいでしょう。 襖紙だけにとどまらず、壁紙や布を切り貼りして、独自のデザインを作る場合もあります。

値段

襖の張替えを業者に依頼する場合、作業費込みで3,000円程度が一般的です。 しかし、使用する襖紙のグレードや、職人の腕によって料金は変わります。

また、襖本体の木枠が劣化していて修繕が必要な場合は別途料金がかかります。 木枠の状態によって、新調したほうが安い場合もあるので、見積もりの段階で確認するようにしましょう。

襖の張替えの際に注意するポイント

襖の張替えの際に注意するポイント
張替えを業者に依頼する際に、注意すべきポイントをまとめました。 襖の張替えを行っている業者はたくさんあります。値段だけで依頼すると「こんなはずじゃなかった」という状況になってしまう場合も。 ご紹介するポイントをおさえて、スムーズな張替えを行いましょう。

信頼のおける業者に頼む

まず大切なのは信頼できる業者を選ぶことです。値段が明確で、技術力のある業者を選びましょう。

張り替え当日の動きを確認

張替えを依頼する場合は、契約時に当日の動きを確認しておきましょう。業者によって作業の流れは異なります。
  • その場で張替えを行う
  • 襖を工場に持っていき、工場内で張替えを行う
  • 駐車場や庭など、作業スペースで張替えを行う
襖の張替えは場所をとります。自宅で作業が行われる場合は十分なスペースを用意しておきましょう。 また、工場で作業する場合は納品までに時間がかかる場合があります。納期についてもあらかじめ確認しておくようにしましょう。

賃貸の場合は管理会社に要確認

賃貸の場合は管理会社に襖を張り替えていいか事前に確認しておきましょう。物件によっては、原状復帰が必要で張替えを断られる場合があります。 原状復帰が必要な場合は、アイロンで張る「剥がせる襖紙」がおすすめです。アイロンの熱で張った後、再びアイロンをあてると糊が溶けてきれいに剥がすことができます。

まとめ

襖の張替えについて解説
襖の張替えについて解説しました。 襖はお部屋の雰囲気を左右する重要な建具です。黄ばみや劣化が気になった時は張替えを検討しましょう。 きれいに手間なく仕上げたい場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。実績や値段で比較し、信頼のおける業者を選びましょう。 美しい襖に張替えて、襖のあるおしゃれな空間を手に入れてください。
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