思いやりの心を感じる 偉人の名言 5選

思いやりの心を感じる 偉人の名言 5選
みなさんは、「思いやりの心」を感じた瞬間はあるでしょうか?家族や友人、学校や職場の先輩・後輩に掛けられた言葉や心配り。人という字は人と人とが支えあって出来ているという有名な言葉にある通り、人と人とが支え合って生きていくことでこの世の中は成り立っていますが、その根底にはいつも「思いやりの心」があるものです。

この記事では、そんな人々の「思いやりの心」を感じる名言を集めてみました。「ペンは剣よりも強し」という言葉にあるように、言葉には計り知れない力が宿っています。ここで紹介された言葉たちが、みなさんの人生を少しでも明るいものにしてくれればと思います。
い草屋さんこたつ屋さん
   
インテリアメーカー「イケヒコ・コーポレーション」がお届けするい草製品・置き畳とこたつの専門通販サイト「い草屋さんこたつ屋さん」
国産のこだわり抜かれたい草製品・こたつ製品を取り揃えております。
い草屋さんこたつ屋さんはこちら >

そもそも、「思いやり」の意味って?

思いやりの心を感じる名言を紹介する前に、改めて「思いやり」という言葉の意味について詳しくみていきます。そもそも「思いやり」の言葉には、どんな意味があるのでしょうか?辞書によると、「思いやり」には下記のような意味が込められています。

思いやり【遣り】
相手の気持ちになって考えてやること。同情すること。
(新明解国語辞典 第7版)

どこか抽象的ですが、相手がどんな気持ちかを考えることが、「思いやり」の基本であると言っていいでしょう。つまり、思いやり”の”心を持つということは、相手がどんな気持ちでいるかを考えるという心の状態であると言えます。

決して自分本位でなく、あくまで「相手が主体」という心の持ち方が、思いやりがあると言えるわけです。

思いやりの心を感じる 偉人の名言

それでは早速、思いやりの心を感じる名言を見ていきましょう。

この記事では、偉人たちが残した思いやりの心を感じる名言を紹介します。古今東西さまざまな形で名を残した偉人たちが発した言葉には、とても深い「思いやりの心」が感じられる言葉が数多くあります。珠玉の言葉たちから、改めて「思いやりの心」について深く考えていきましょう。

孔子の名言

孔子の名言
まず紹介するのは、中国の思想家である孔子が残したこの言葉です。

「君子は人の美を成して、人の悪を成さず。」
(論語)より

この言葉は、孔子の思想がまとめられた書物「論語」に記された言葉です。 「君子(人格者。立派な人)は相手の良いところを教えて成長させ、悪い所は伸ばさないようにする。」という意味ですが、相手の良いところに目を配り、なおかつそれを成長させていくことこそが立派な人間の在り方だと説くところに、人の成長を願う深い思いやりの心を感じます。

ちなみにこの言葉には続きがあり、「小人は是れに反す(器の小さい人間はそれとは反対のことをする)」と孔子は説いています。優しくも厳しい、孔子の豊かな人間性を感じられます。

マルクス・アウレリウスの名言

マルクス・アウレリウスの名言
次に紹介するのは、ローマ皇帝のマルクス・アウレリウスが残したこの言葉です。

「生きているうちに、許されている間に、善き人たれ」
(自省録)より

この言葉は、マルクス・アウレリウスの著書である「自省録」において記された言葉です。菅田将暉さん主演のドラマ「ミステリと言う勿れ」においても紹介され、話題となった本です。

ローマ皇帝として多忙な日々を送る中、自身の生き方や人間の在り方について深い思索を続けてきたマルクス・アウレリウスですが、今回紹介したこの言葉には、「哲人皇帝(哲学者のような皇帝)」と称された彼の思想の根幹が読み取れます。善き人であることこそ、思いやりの心の基礎であることが分かる、シンプルで力強い言葉です。

夏目漱石の名言

夏目漱石の名言
次に紹介するのは、文豪夏目漱石が残したこの言葉です。

「自己の個性を発展させようと思うなら、他人の個性も尊重しなければならない」
(私の個人主義)より

この言葉は、夏目漱石が大正14年に学習院大学で講演を行った際に、当時の学生たちに向けて語った言葉です。急速に時代が変化していく中、自身の個性を見つけ、それを成長させていくことこそが社会の発展において重要だと語った夏目漱石。
しかし、自身の個性を成長させていく中でも相手の個性にも目を配らなければならないと説いたこの言葉には、自分本位な考え方を正す深い思いやりの心が感じられます。

山本五十六の名言

山本五十六の名言
次に紹介するのは、海軍軍人、山本五十六が残したこの言葉です。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

山本五十六の代表的名言と知られるこの言葉は、人材育成の基本としても広く知られている有名な言葉です。実はこの言葉には以下のような続きがあります。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

相手の成長を願い、信頼し、感謝しなければならないという、深い思いやりの心を感じる言葉です。

エーリッヒ・フロムの名言

エーリッヒ・フロムの名言
最後に紹介するのは、社会心理学者エーリッヒ・フロムが残したこの言葉です。

「愛は技術だろうか?技術だとしたら、知識と努力が必要だ」
(愛するということ)より

この言葉は、エーリッヒ・フロムの代表的著作「愛するということ」において記された言葉です。日本でも長年のロングセラーとして愛されており、最近ではアナウンサーの弘中綾香さんが本書の帯を書かれて話題となりました。

社会心理学者として「愛」について深く考察したこの本では、「愛」という普遍的な感情がさまざな切り口で語られますが、「愛は習得すべき技術である」とフロムは本書の冒頭において語ります。人を愛するためには、愛という「技術」を習得するためには、知識と努力が必要ならば、「思いやりの心」を持つことも、同じように知識と努力が必要なのではないか?そんなことを考えさせられる言葉です。

まとめ

以上、思いやりの心を感じる 偉人の名言 5選でした。みなさんの心に響いた名言はありましたでしょうか?人の良いところに目を向けて、その個性を尊重し、信頼と感謝の気持ちを忘れず、自分自身立派な人間であることを目指していく。それが思いやりの心を持つことの基本であると、今回紹介された言葉たちから読み取れると思います。
偉人たちが紡ぎ出した言葉たちを深く噛み締めて、思いやりの心を持って過ごしていきたいものですね。
無効化する