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田舎に移住して住みたい人必見!スローライフ暮らしの心得
スローライフとは
スローライフとは生活スタイルに関する考え方・思想の一つです。1986年にマクドナルドのイタリア進出に対し起こった反対運動(スローフード運動)をきっかけとして、食文化だけでなく、生活様式やまちづくりを見直す動きへと広がり、スローライフと呼ばれるようになりました。
日本でスローライフが使われるようになったのは2001年頃で、2002年には掛川市、湖西市、岐阜市などの市町村がシンポジウムに参加し、スローライフが広がっていきました。それから20年ほどたった現在、スローライフは一般的にライフスタイルの一つといった認識になっているように思います。
技術の進化や、過剰な情報化社会によって物質的な豊かさを得た引き換えに、精神不安やストレスを抱え、それに起因した現代病などが問題視されています。
情報に追われる現代社会にとってスローライフはどんんな解決策になるのか順番に見ていきたいと思います。
スローライフの基本の心得
スローライフの基本は生活リズムを意識しゆっくりと丁寧に過ごすことです。
一杯のコーヒーをインスタントからハンドドリップにすること、食事中の会話を増やすこと、こうした小さな事から始めることがゆくゆくはスローライフへとつながります。
スローライフな暮らしの例
では実際にスローライフな暮らしの例を見ていきます。
- 料理や食事に時間をかけ食事を楽しむ事
- スマホやPCなどの画面から距離を置く事
- 散歩やストレッチ、半身浴などリラックスできる習慣を取り入れる事
スローライフな住環境を考える
丁寧な暮らしといっても都市の生活スピードは簡単には待ってくれません。スローライフを意識し始めるとどうしても都会では成し得ないといった限界を感じてしまうことも多いのではと思います。スローライフに豊かさを感じられそうな場合は、根本的に住環境から見直されるのも一つです。
都会暮らししかしたことのない方も実際に経験することなく田舎暮らしの醍醐味を感じることはできません。人生は一度きりしかありません。田舎に惹かれてはいる・・・と井の中の蛙で終わってしまうにはあまりにもったいないのではないでしょうか。
田舎移住に向いている人?
豊かな生活ってなに?
田舎移住される方の多くが収入が減っているようです。中には都市での収入と同様に稼げる例もあるようですが、稀です。
ただ稼げないから、豊かな暮らしができないわけではなく、仕事に費やしていた時間を家族や趣味の時間に当てることができ、結果的に生活が充実に満足感が得られることもあると思います。何が自分にとって豊かな暮らしなのか、意外と気づいていない本当の豊かさは田舎にあるのかもしれません。
人付き合いが苦手
田舎暮らしを始めた方のブログやSNSを見るとわかるのが、生き物や自然に対しての捉え方や眼差しの変化です。例えば都会の中において、「ムシ」だったものも田舎に行けば「ダンゴムシ」や「ムカデ」など、具体的な名称が使われるようになります。それはムシ=ムシという線引きがムシ=生き物といった線引きに変化したからなのではと思います。
このように、人以外の自然の中で生きる生き物たちを身近に感じられるというのも魅力の一つです。
競い合うのはもううんざり
こだわりが強すぎてストレスを抱えてしまっている方も田舎暮らしをきっかけに価値観が変わるかもしれません。
忙しい生活の中でストレスを抱えてまで目的を達成したものの、よくよく考えてみると絶対にそうでなければいけなかっただろうかと思われたこともあると思います。
またそういった絶対的な価値観をぶつけ合い、晒され続けるのももううんざりといった方にもいい転機になる可能性があります。
田舎の良さ、自然、人柄・・・
田舎というとロハスなイメージを思い浮かべられる方も少なくないのではないでしょうか。川のせせらぎや、大きな空、緑あふれる風景は当たり前でありながら、今も昔も変わらず田舎を讃える代名詞として使われます。本当の田舎の良さとはなんなのか見ていきます。
田舎暮らしの多彩な魅力
田舎でスローライフと言われてもピンとこない方のために、実際にどんな魅力的な過ごし方があるのか見ていきましょう。
田舎ならではのスポーツを楽しむ。
田舎には田舎ならではの豊富な自然を活かした趣味やスポーツがたくさんあります。
川周辺
釣り、川遊び、リバーアクティビティなどがよく知られた代表例ですが、近年では川の堤防で行う川ヨガや、岩を素手だけで登るボルダリング、キャンプサウナなども流行しています。
山周辺
山のアクティビィティといったら登山、趣味にされている方も多いと思います。登山から派生してキャンプや、秋は山菜採りなども田舎ならではの楽しみではないでしょうか。朝起きてすぐに登山を開始でき、移動に時間を取られないのも魅力的です。
海周辺
海周辺では海釣りやサーフィンはメジャーなところですね。趣味が高じて移住といったケースもよく耳にします。また近年ではSUPなどのスロースタイルなアクティビティも注目を集めているようです。
地域によって自然を中心とした様々な遊びのフィールドがあり、退屈することはなさそうです。水も空気も綺麗な場所で活き活きと活動したい方にはもってこいの場所ですね。
田舎ならではの趣味を楽しむ
屋外のスポーツだけでなくもちろん屋内での過ごし方も豊富です。
音楽を楽しむ
都会では隣近所が気になって思いっきり演奏できなかった方も、田舎なら思う存分遠慮なく演奏できます。また騒音もないので、静けさに浸れるのも創作のヒントになるかもしれません。
絵画や陶芸を楽しむ
芸術作品の制作環境としても田舎はオススメです。特に陶芸は地域によって土から選べるため、非常に魅力的ですね。工房や窯を作ったりすることも田舎でしかなかなかできないのではないでしょうか。
絵画についても同様に、空気の綺麗な環境の中、広々としたアトリエにスペースを安価で設えることができるのは魅力です。パリの画家たちが南フランスをにアトリエを構えるように都市をでて田園地帯へ飛び出すのもいいかもしれません。
田舎ならではの生活を楽しむ
田舎に行ってまず都会との差を感じるのが野菜やお肉などの素材の良さ。産地に近いからこそなし得る最高の贅沢と言えるかもしれません。料理好きの方やグルメの方には垂涎の環境と言えますね。
また子育てやペットとの生活、家庭菜園などの生き物を育む環境として田舎を選ばれる方も多くいらっしゃいます。空気の綺麗なところで、伸び伸びとありのままに過ごすことこそが生き物にとってこれ以上にない快適な育成環境になるかもしれませんね。
その他には家づくりやDIYなども魅力的です。安価で手に入れられる古民家を改修して自分好みのものに自ら仕上げられるのは大変でしょうが、その分やりがいがありますね。まずは自分の家、ゆくゆくはレストランやギャラリーを作ったりするのも楽しそうです。
まとめ
分単位のスピード感で生活していると知らぬ間にストレスがたまり疲弊してしまいます。その一方で、ぼぉっと海辺で波を眺め続けてもストレスは溜まります。
要するにどちらがどうというわけでなく、どちらが自分にとって我慢できるかという観点に立てるかが重要なのではないでしょうか。
その観点から自分いあった生活スタイルがあくせく走り続けるような生き方より、ゆっくりのんびりと過ごしたいと思えたら、ぜひ田舎暮らしを始められることをオススメいたします。