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目次
千葉工匠具
生産地:千葉県
昔から砂鉄が多く取れた千葉県では、房総半島全域において鍛冶職人が多く生まれました。
千葉工匠具とはその伝統的な技法を用いて製作された、刃物類や手道具類のことを言い、作る刃物類や手道具類も多岐にわたり、包丁や洋鋏、鎌や鍬などで、職人の仕事道具である工匠具の生産地として千葉県は全国に知られています。
伝統を受け継ぐ職人が作る工匠具の切れ味は一級品で、それを使う職人たちからもまた愛され続けているのです。
千葉工匠具の特徴を10点、紹介します。
特徴①.酪農とともに
酪農発祥の地とも言われている房総半島では、牧場があちらこちらにあった環境であったことも、千葉工匠具発展の礎になりました。明治時代に酪農業が最盛期を迎え、鎌や洋鋏や包丁といった工匠具もその生産スピードを上げたのです。
特徴②.散髪脱刀令により
散髪脱刀令が明治4年に施行されてから、人々の理容の需要が増え、それによって理美容鋏の生産も増えていきました。
特徴③.素晴らしい伝統
現在でも優れた伝統技法や技術で工匠具を作る職人がおり、継続して作られている工匠具です。伝統が生み出す高い技術力と、手作りの温かみが高評価を受けています。
特徴④.伝統工芸品に指定
2015年に伝統工芸品に指定された房州うちわに続き、2017年に千葉県では2例目となる伝統工芸品に指定され、名実ともにその技術の高さが評価されました。
特徴⑤.大規模工事によって
千葉工匠具の歴史は江戸時代が始まる少し前くらいからです。1594年の利根川東遷事業や、1724年の印旛沼干拓などで、いろいろな道具が必要となり、千葉工匠具の草創期の発展のひとつの契機となりました。
特徴⑥.一人の職人が一貫した作業を行う
千葉工匠具の特徴として、熟練の職人の技術で、丁寧に作られていることが挙げられますが、分業するのではなく、一人の職人が一貫した作業を行う点が、使う職人からすると完全に一人製作のオリジナル性が評判がいいようです。
特徴⑦.独特な技法が多い
受け継がれてきた技術・技法も、独特なものが多い千葉工匠具です。鋏を作るときには「刃合わせ、それ以外には「叩き造形」、「型切り造形」等が使われますが、いずれも房総半島以外では見ない、非常に独特なものです。
特徴⑧.後半はほぼすべて手作業
千葉工匠具の仕上げの後半部分はほぼすべて手作業で行われることも特徴のひとつです。製品のひずみを調節する「歪取り」や、刃の部分を研ぐ「荒研ぎ」や「中研ぎ」など、仕上げの後半部分は高度な技術を要する作業です。
特徴⑨.多くのプロから信頼されている
いろいろな職業のプロから愛され、信頼されている千葉工匠具は、職人の技術の粋であり、使い手のことをじっくりと考えて作られているため、心がこもっており、多くの人々から高い人気を維持し続けているのです。
特徴⑩.結婚などのお祝いにも
今でも数多く残っている千葉工匠具の職人たちは、現在も様々な工匠具を生産中です。日々の生活に欠かせない、高品位な製品が今日も生み出されています。さて、こちらの千葉工匠具、近年では結婚祝いなどにも送られているそうです。実用性があってとても良いお祝いの品だと思います。