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目次
和ろうそく
生産地:愛媛県喜多郡内子町
和ろうそくは歴史書の記述から1300年代後半から作られていたようでありますが、1700年代から生産が活発になったとされています。
和ろうそくは和紙でくるんだ竹棒を芯として、ハゼノキ由来の木蝋を幾度も塗り重ねて作られた、純植物性製品です。
和ろうそくの特徴を10点、紹介します。
特徴①.原材料は木蝋
近代のろうそくの原材料は石油ですが、和ろうそくの原材料は木蝋です。
特徴②.垂れにくく明るい
使用の際にも蝋はとても垂れにくく、炎は非常に明るいです。
特徴③.ろうそく以外の用途にも
原材料の木蝋はクレヨンや化粧品として加工されて、庶民の間で愛用されていた歴史があります。
特徴④.1本1本手間暇かけて作られる
熟練の技術で作られています。
特徴⑤.切り口が年輪状
竹棒に幾重にも蝋を塗り重ねる技法なので、切り口の断面が年輪状になっています。
特徴⑥.風に強い
炎が大きく、煤(すす)もほとんど出ず、非常に風に強いです。
特徴⑦.やわらかな灯に癒される
大きいながらも、やわらかな灯りに心が癒されます。
特徴⑧.いたってシンプル
出来上がったろうそくは、デザインも色付けもせず、素材本来の良さを活かした製品となっております。
特徴⑨.江戸時代からの製法のまま
今も伝統的技法のまま作られています。
特徴⑩.万が一の停電にも
停電になって電気がつけられない時も、大きな灯りの和ろうそくがあれば心強いです。