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目次
柳川まり
生産地:福岡県 柳川市
柳川まりは、女の子の生誕を祝う桃の節句のお雛様の横に飾られる、吊るしひなの一つです。
江戸時代、旧柳川藩立花家に仕えていた腰元たちの手なぐさめ(趣味、嗜好)として作られていたものが、現在の柳川まりの発祥とされています。
1964年には、北島勉・妙夫妻らにより柳川まり保存会が発足され「柳川まり」の伝承に深く貢献。現在もなお、柳川まりは「柳川さげもんめぐり」に代表されるよう、柳川市の伝統工芸品として地域の方々に深く愛されています。
柳川まりの特徴を10点、紹介します。
特徴①.草木染め糸の鮮やかな色合い
柳川まりは、植物から染め上げた草木染めの糸を使用。化学繊維のリリヤン糸を使用したものもございますが、草木染め糸は深みのある鮮やか色合いを宿しており、見るものを飽きさせません。
特徴②.多彩なデザイン
柳川まりのデザインは、自然の植物などをモチーフにしたデザインが多くございます。朝顔、水仙、桜、コスモス、梅、などなど。数えきれないほどのデザインが存在するといいます。
特徴③.豪華絢爛
「柳川さげもんめぐり」においてもご覧いただけるよう、吊るし下げとして飾られた柳川まりはまさに圧巻。豪華絢爛な装いを楽しむことができます。
特徴④.こめられた想い
まり、および吊るし下げには、「美しくそだってほしい」「思いやりのある人に育ってほしい」という、お母様方の娘への深い愛情が込められています。
特徴⑤.美しい球体
美しい球体も、柳川まりの特徴。この球体にも「丸く、棘がない人に育ってほしい」という子供への想いが込められているといいます。
特徴⑥.杉の木を使用
様々な地域でまりは作られていますが、柳川まり最大の特徴は中材に杉の木の間伐材(かんばつざい)を使用しているところ。100%自然素材で、柔らかく軽いまりが出来上がるといいます。
特徴⑦.大小様々
まりには大小様々な大きさがございます。可愛らしい小さなまりから、繊細な模様の隅々まで楽しむことができる大きなまりまで、バリエーション豊かなまりがございます。
特徴⑧.長持ち
柳川まりは、へたりにくく、虫が食わないのが特徴です。これも杉の間伐材の耐久性の高さによるもの。「女の子に将来変な虫がつかない」というユーモラスな意味も込められています。
特徴⑨.作り手の心を写す
まり職人曰く、まりづくりは「作り手の心を写すもの」職人たちの心持ちが球体に表れるといいます。
特徴⑩.一つ一つ手作り
柳川まりはもちろん、職人たちの手で一つ一つ丁寧に作られています。300個作らないと一人前にはなれないと言われるほど、立派な柳川まりを作るには長い鍛錬が必要といわれています。