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目次
美濃和紙
生産地:岐阜県 美濃市
美濃和紙は主に岐阜県で生産される和紙で、伝統的工芸品の認定を受けています。中でも本美濃和紙の技法は重要無形文化財に指定され、古くから、障子や、灯篭、和傘などに用いられています。
現在でも使われる紙の大きさの「美濃判(300mm×210mm)」は江戸時代の障子紙に多用され始めたことにより、一般化された規格です。
美濃和紙の特徴を10点、紹介します。
特徴①.軽い
衣服や小物入れなど、布や皮のように使われることもありますが、それらと比較しても圧倒的に軽いです。
特徴②.耐久性がある
手漉きによる和紙は原料となる楮、三椏、雁皮などの繊維が整然と絡み合うことで、柔らかく強靭です。
特徴③.加工しやすい
頑丈かつ柔軟性もあるため、折り加工や、壁紙、書画の画材として使われるなど、幅広い用途で使われています。
特徴④.繊細な風合い
天然素材の持つ独特の風合いは温かみがあり、一枚一枚に違った表情を楽しむことができます。
特徴⑤.環境に優しい
繊維から糊まで原材料は天然素材100%で作られるので、環境に優しくエコロジーです。
特徴⑥.特有の温もりが感じられる
温もりのある和紙の手触りや、表情を楽しむことができます。
特徴⑦.経年を楽しめる
使っていくことでより一層白さが際立ったり、和紙を重ねて補修したりと経年でより一層味わいが深まります。
特徴⑧.水分に強い
ニスを塗布した和紙は水うちわや、和傘などにも使われるなど水への耐性もあります。
特徴⑨.多彩な楽しみ方
光を透過させランプシェードとしたり、テーブルクロスのように表情を楽しんだり、ちぎり絵の素材とするなど多彩な楽しみ方ができます。
特徴⑩.和の趣
実用性、合理性だけではない、風土や文化をはじめとした趣を感じられる次の世代に残したい宝物です。