和室にピッタリなカーテン選びのポイント

和室にピッタリなカーテン選びのポイント

和室にピッタリなカーテン選びのポイント
和室といえば障子を思い浮かべる方が多いかと思いますが、カーテンを取り付けることもおすすめです。カーテンには落ち着いた色やモダンなデザインなど、和室をよりオシャレな空間にするものが豊富にあります。 とはいえ、カーテンはリビングや洋室に付けるイメージが強いため「和室に合うカーテンはどうやって選べばいいのかな?」と、悩む方も多いのではないでしょうか。 この記事では、和室にピッタリなカーテン選びのポイントを解説します。また、和室にカーテンを取り付けるメリットや取り付け方も紹介するので、併せてご覧ください。

和室に合うカーテン選びのポイント

和室に合うカーテン選びのポイント
カーテンにはさまざまな種類があり、形・色や柄・素材に注目すると選びやすくなります。どのようなカーテンが落ち着き感のある和室に合うのかを、以下で解説するので参考にしてみてください。

形で選ぶ

1つ目は、カーテンの形で選ぶことです。カーテンには以下のような形のものがあり、和室に合うだけではなく機能性も抜群のため、おすすめです。
  • ドレープカーテン
  • ロールスクリーン
  • ウッドブラインド
ドレープカーテンは、一般的な洋室に取り付ける横開きのカーテンのことを指します。スタイリッシュで近代風な和室や、和モダンな雰囲気にしたい方に最適です。 ロールスクリーンは、上から垂らした布を上げるタイプのカーテンで、スッキリした印象を与えます。使用しないときは巻き上げておけば、邪魔にならず雰囲気を壊すこともありません。 ウッドブラインドは、羽根の部分が木でつくられたブラインドカーテンです。隙間から柔らかい光が入ってくるところも、和室に味を出してくれるでしょう。

色や柄で選ぶ

2つ目は、色や柄で選ぶことです。和室にマッチしやすい色は、自然物をイメージしたナチュラルなアースカラーです。和室は、木やイグサ(畳の原料)などの自然素材でできており、アースカラーにすると全体のトーンが揃います。具体的には、畳と相性が良いベージュ系やグリーン系を取り入れると、和室にしっかりと馴染んでくれるでしょう。 柄入りのカーテンを選ぶ際も、あまり柄が主張しないシンプルなものを選ぶとよいです。布を織ってつくった波模様や、ジャガード織りのカーテンは和室に合うので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

素材で選ぶ

3つ目は、素材で選ぶことです。和室といえば障子が合いますが、カーテンも和紙のような天然素材のもので合わせると統一感が出ます。 マットな艶感があるもの・表面がザラザラした手触りのものを選択すると、素朴な印象を与えられます。天然素材のカーテンは和室にマッチしやすいことに加え、お手入れがしやすいのもポイントです。ただし、輝きが強いものや表面がツルツルした素材は、和室の雰囲気と合わない可能性があるため注意しましょう。

和室にカーテンを取り付ける3つのメリット

和室にカーテンを取り付ける3つのメリット
和室にカーテンを取り付けることには、以下3つのメリットがあります。
  • 部屋全体のデザイン性が上がる
  • 外からの光をコントロールできる
  • 断熱効果が上がる
デザイン性アップに加え、外からの熱や光による畳へのダメージも抑制できるため、積極的に取り入れてみましょう。

部屋全体のデザイン性が上がる

和室にカーテンを取り付けることで、部屋全体のデザイン性が上がります。カーテンにはさまざまな色・柄・素材・形などがあり、豊富な選択肢の中から選べるからです。 和を中心にしたりモダンテイストにしてみたりと、好みに合わせてコーディネートを楽しみましょう。季節やイベントなど、シチュエーションによって模様替えができるのも大きな魅力です。

外からの光をコントロールできる

和室の窓にカーテンを付けると、外から入る光をコントロールできます。障子にも外からの強い光を抑える機能はありますが、一般的に遮光性はカーテンと比較すると落ちます。「朝日や西日が入りやすい」「和室を寝室にしている」という場合は、障子よりもカーテンがおすすめです。 また、UVカット効果があるカーテンを選ぶことで、紫外線による畳の日焼けを抑えられます。光を遮断できない障子よりもカーテンの方が、畳を長持ちさせられるでしょう。

断熱効果が上がる

カーテンには断熱効果が期待できるものがあり、室内で快適に過ごせる空間にしてくれます。特に遮熱糸・アルミ・ステンレス加工を施したカーテンは、熱の侵入を防いで高い断熱効果を発揮しやすいです。 夏は窓からの熱をカットして室内の温度上昇を抑え、冬は冷気を遮って暖かい空気を逃さないようにするため、快適です。底冷えしやすい和室を寝室にしている方にとっては、特に大きなメリットとなります。

和室をカーテンでコーディネートするポイント

和室をカーテンでコーディネートするポイント
カーテンで和室をコーディネートにするには、以下3つのポイントがあります。
  • ボリュームがあるものは避けてスッキリさせる
  • 目標スタイルを明確にする
  • アクセントで色を入れて雰囲気を変える
豊富なデザインがあるカーテンをうまく活用し、魅力あふれる空間をつくりましょう。

ボリュームがあるものは避けてスッキリさせる

和室にカーテンを取り付ける際は、ボリュームがあるものを避けてスッキリさせましょう。シンプルな空間の和室に、ボリュームがあるものを使用すると圧迫感を与えることがあります。 シェードやブラインドはカーテンよりもスッキリと収まり、ボリュームを抑えられます。和室の雰囲気によって、シェードやブラインドの色や素材を組み合わせると、オシャレな空間づくりが可能です。木や竹の素材を使用したブラインドや不織布のプリーツスクリーンは、和室に合うため試してみてください。

目標スタイルを明確にする

和室のカーテン選びは、目標スタイルを明確にした上で決めましょう。何も考えずにいきなり選ぶと、和室に合わない空間になったり時間がかかったりします。 「和を中心にしたい」「北欧モダンに仕上げたい」など、自分のイメージを固めてから選ぶことが大切です。イメージが固まっていれば、和を中心とするなら小花柄・モダン調にするなら大柄の草木柄など、コーディネートがしやすくなるでしょう。

アクセントで色を入れて雰囲気を変える

カーテンにアクセントとして色を入れることで、和室の雰囲気をガラッと変えられます。例えばピンクやオレンジなどの淡い色をアクセント色にすると、落ち着いた和室が明るく見えます。 グリーンやブラウンなどの色で統一するのも素敵ですが、アクセント色を取り入れてオシャレさを上げるのもおすすめです。ただし派手な色を使用すると、違和感のある和室になる可能性があるため注意しましょう。

最適なカーテンの採寸と取り付け方は?

最適なカーテンの採寸と取り付け方は?
ここからは、最適なカーテンの取付け方を紹介します。和室にカーテンを付けるにはカーテンレールの設置が必要で、主に以下2つの付け方があります。
  • 正面付け:和室の窓の上にカーテンレールを付ける
  • 天井付け:障子を取り外し、窓枠の木枠の中にカーテンレールを付ける
適正な設置場所は装飾性レール・機能性レールなど、レールの種類によって異なりますが、基本的に正面付けが多いです。ここでは正面付けの方法を解説しつつ、カーテンの取り付け方を解説します。

1.必要な道具を揃える

まずは、カーテンの取り付けに必要な以下の道具を揃えましょう。
  • カーテン
  • カーテンレール
  • ネジ
  • ドライバー
  • メジャー
基本的に、ネジはカーテンレールに付属しているため、最初に確認してみてください。高い場所へ取り付ける場合は、踏み台も用意しておくと安心です。

2.下地を確認する

正面付けの場合、レールを付ける前に下地(壁の裏にある柱)を確認する必要があります。ボードでは強度が足りず、下地に取り付けなければレールが落ちる可能性があるからです。 壁を叩いて「コンコン」と軽い音がする場所は下地がなく、少し重い音がすれば下地がある場所となります。下地の確認が難しい場合は、ホームセンターなどで販売している下地確認用の器具でチェックしましょう。

3.ブラケットとレールを取り付ける

下地を確認したら、カーテンレールを固定するブラケットの取り付け位置を決めます。機能性レールと装飾性レールなど、レールの種類によって取り付け位置が異なるため、取扱説明書を確認しましょう。 位置を決めたら水平になるようにブラケットをビスで固定し、カーテンレールを設置します。なお、カーテンの幅はカーテンレールの幅によって決定するため、レール設置後に測ってみてください。 基本的に、カーテンの寸法は「カーテンレールの幅×1.05~1.15」程度がよいとされています。適切なサイズは各メーカーや販売店でも提示しているため、購入時に確認することをおすすめします。

まとめ

まとめ
カーテンには、和室の雰囲気にピッタリな色や柄、素材のものが数多く存在します。この記事で紹介したポイントを押さえることで、和モダンなオシャレな和室空間を実現できます。 その他、和室にカーテンを付けると、外からの光や熱を遮ることも可能です。室内で快適に過ごせるだけではなく、畳が痛んでしまうことを防げるメリットもあります。それぞれのポイントやメリットを踏まえ、あなたに合ったお気に入りのカーテンを探してみてください。
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