竹ラグとは
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竹は古くから日本で使われてきました。竹の皮でおむすびを包んだり、竹かごとして利用したり…
そのような汎用性の高い竹を使った製品の一つに竹ラグというものがあります。竹ラグはインテリアとしても有能、機能面においても清涼感があり、夏を快適に過ごすのに一役買っています。
縁側で使用されているイメージの多い、竹ラグ。今回の記事で詳しくなりましょう。
竹ラグってどんなもの
竹ラグとは、竹でできた床敷きのことです。竹を存分に味わうことができ、夏に使われることが多いです。
日本の原風景を思わせるものから、洋室とマッチするものまで多様な竹ラグが存在します。
竹ラグの役割と特徴
竹ラグは、通常のラグやカーペットのように使うことができます。特に夏に使うと涼しく快適に過ごすことができ、エアコンの電気代を抑えることにもつながります。
そんな竹ラグの特徴を紹介していきます。
清涼感
夏を涼しく過ごすことができます。竹は熱伝導率が高く、体の熱を逃がしてくれます。そのため、体感の温度を1~3度下げてくれます。暑い夏にはピッタリのアイテムです。
抗菌・防臭対策
竹の抗菌効果は非常に高いです。抗菌性能により、竹林では「動物の死骸が腐敗しない」とも言われています。そのため菌が繁殖しやすい夏や梅雨の時期でも清潔に使うことができます。
また、防臭効果もあります。竹炭などは竹の持つ防臭効果を生かした道具です。
このような抗菌・防臭効果は竹ラグでも発揮されます。
モダンでおしゃれなデザイン
カーペットやマットとはまた違うデザインで、すごくおしゃれです。竹を感じさせるデザインは「和」の雰囲気を作り出します。「和モダン」と呼ばれる種類のインテリアで、今人気が高まっています。
色の経年変化
竹素材のものは、色の経年変化により味わいが変わります。緑色からあめ色に変わり、風格が生まれてくるのです。
竹ラグの種類
竹ラグには大きく二種類あります。竹板タイプと竹ひごタイプです。
竹板タイプ
1つ目は、竹板タイプです。こちらの方が竹ラグと聞いて多くの方がイメージすると思います。
竹板タイプは、ラグを使っているときも「竹を使っているな」というのが分かりやすい製品が多いです。竹が醸し出す独特の和モダンの雰囲気を味わうことができます。
竹ひごタイプ
竹板タイプのように竹と分かりやすい形状ではないため、竹をあまり感じることはできません。しかし、よりモダンなデザインとなっています。竹ひごタイプは、落ち着いた印象の部屋ならばインテリアとして合うものが多いです。
籐ラグとの違い
籐は、主に東南アジアで栽培されている植物で、竹よりも細長いです。中には200mを超えるものもあります。(ちなみに竹は20m程度で長いと言われています)
一般的に、竹ラグよりも繊維が細くなっており、 収納しやすい作りになっています。
こんな方におすすめ!
竹ラグは、夏を涼しく過ごしたい方におすすめです。体にこもった熱を逃がしてくれるので、体感温度を下げることができます。
また、竹は風鈴などと同様に日本の原風景を感じることができます。昔ながらの伝統日本の夏を味わうことができるのも魅力の一つです。
竹ラグを使うときの注意点
竹ラグを使うときはささくれに気を付けましょう。特に若い竹は、繊維が強く危険です。小さいお子さんやペットがいるとけがをしてしまう可能性があります。ささくれを見つけたらすぐにハサミなどでカットしましょう。
また、乾燥や直射日光にも注意が必要です。竹は経年変化により色が変化していきます。しかし、直射日光を浴び続けるとすぐに傷んでしまいます。インテリアとして満足に長期間使えるようにするためにも乾燥や直射日光は防ぎましょう。
また湿度が高い場所も避ける必要があります。これはカビやダニの繁殖を避けるためです。またもしカビが生えたとしても、すぐに捨てる必要はありません。陰干しや乾いた雑巾で拭くなど、適切な処置を行うことによって長く使うことができます。
まとめ
竹ラグは天然由来でできたラグです。夏に清涼感を味わえるだけでなく、和モダンと呼ばれるデザイン性も魅力です。
そして、竹ラグは二種類あります。
- 竹板タイプ
- 竹ひごタイプ