畳の正しい掃除・お手入れの方法は?和室の注意点に気をつけて長く畳を使うコツ

カビ掃除の3つの鉄則

#和室 #和室インテリア #和モダン #和の暮らし #伝統工芸 #伝統文化 #禅 #古民家 #古民家暮らし #田舎 #田舎暮らし #仏教 #瞑想 #visitjapan #japanlovers #japan #zen #japandi #japantravel #japantrip #japaneseculture #japan_of_insta #japanlife #japanstyle #japanphoto #japanculture #japanlover #japangram #kyoto #tokyo
カビ掃除の3つの鉄則 カビは汚れではなく「菌」です。そのため、きれいになったと思ってもカビ菌が残っているとまた増殖してしまう可能性があります。カビの増殖を防ぐために、カビ掃除の3つの鉄則を押さえておきましょう。 カビ掃除の3つの鉄則
  • カビ菌を完全に除去
  • 完全に乾燥させる
  • 除菌をする
まずカビ掃除中にもカビの胞子が空気中に飛散しているため、室内の換気を必ず行いましょう。目に見える範囲でのカビを除去しても、「菌」であるカビやカビの根は完全に取り除けていない場合もあります。 また、掃除後は完全に乾燥させることが重要です。湿気はカビ菌の大好物であるため、乾燥していない状態では同じ場所にカビが発生してしまうこともあります。 カビ掃除の後には除菌をしてカビ菌を根絶することが重要です。

実は間違ったカビ掃除の方法

実は間違ったカビ掃除の方法 正しいと思っているカビ掃除の方法が、実は間違っていることがあります。しかし間違った方法でのカビ掃除では、カビを除去するどころか悪化させることもあります。 カビ掃除の代表とも言える、実は間違った方法を5つご紹介します。
  • 直接カビスプレーを吹き付ける
  • 掃除機をかける
  • 濡れ雑巾でカビをふき取る
  • お酢でカビ掃除をする
  • 換気をせずに掃除をする
まず、直接スプレーを吹きかけてしまうと、カビの「胞子」が飛び散る原因になります。同じく、掃除機をかけるとカビの胞子が排気口から放出されるため、カビの胞子を飛散させることにつながります。 また、濡れ雑巾でカビをふき取ってもカビの根元までは取り除くことはできません。水分を与えているため濡れ雑巾による掃除はカビを繁殖させる要因にもなります。 次に、昔ながら伝わっているお酢での掃除も逆効果です。お酢の原料である穀物はカビの栄養源です。お酢による掃除はカビ菌の繁殖を促してしまうため禁物です。

最後に、換気をせずに掃除をすると、室内の空気中にカビの胞子が浮遊し、とどまり続けてしまいます。 正しいカビの掃除方法は、「浸透・死滅・除去」です。 そのため、「こする・ふく」を止め、カビ菌除去に効果的な洗剤を利用して、除去した後にしっかりと乾燥させましょう。

カビの発生場所別の掃除方法

カビの発生場所別の掃除方法 正しいカビ掃除の方法が分かったら、発生場所別のより効果的な掃除の方法を学びましょう。 浴室やフローリング、畳など発生場所によってカビ掃除の方法は異なります。それぞれの発生場所に適した掃除方法を実践することでカビの繁殖を防ぎましょう。 また、カビ掃除をする上ではカビの胞子が空気中に飛散することを留意し、天井から床、上から下へ高いところから低いところの順番で掃除します。あわせて、カビは菌であるため、マスクや眼鏡・手袋を使用し、胞子の付着や吸い込まないように注意が必要です。

浴室

浴室は、湿度や温度が高く、家の中でもっともカビが生えやすい場所です。 カビが発生する条件である温度と高湿度に加え、皮脂などがカビ菌の栄養源となってしまいます。カビの繁殖条件がすべて揃っているため、カビが発生しやすい環境です。 また、お風呂の黒カビは一度発生するとすぐに他に広がり、掃除が大変になります。日ごろからカビをはやさないようお手入れが大切です。 それでも生えてしまったら、お風呂のカビ掃除方法は以下の通りに進めます。
  • (前日準備)浴室内の換気、浴室内の水気を取り除く
  • スポンジに塩素系漂白剤を含ませ、黒カビに散布
  • ラップで覆い数十分から1時間程度放置
  • シャワーで洗い流す
カビは水気があると完全に除去することはできないため、カビ掃除をする前日から換気を行い浴室内の水分を取り除きます。 浴室の掃除をするときも他の室内と同様、天井から床の順番で掃除を進めます。使用する塩素系漂白剤は市販のカビキラーやカビハイターなどを利用すると良いでしょう。 スポンジに塩素系漂白剤を付け黒カビに散布したら、浸透させるためにラップで黒カビの部分を覆いしばらく置きます。数十分から1時間程度経ったらシャワーで洗い流します。

フローリング

フローリングにカビが生えてしまった場合の方法をご紹介します。掃除機で除去しようとすると、カビの胞子が排気口から排出され部屋中に拡散してしまうため厳禁です。 フローリングに生えてしまったカビの掃除方法は以下の通りに進めます。
  • 無水エタノールや除菌スプレーを雑巾につけてふき上げる
  • フローリングの隙間には歯ブラシやつまようじで掃除
  • 水拭きをして換気
80%に希釈した無水エタノールがカビ掃除には最適ですが、なければ一般の除菌スプレーを使用します。 エタノールや除菌スプレーを雑巾に含ませ、拭き上げあたら隙間にカビが残っていないかチェックします。 フローリングのカビ掃除の際には1点注意が必要で、素材によっては、エタノールや除菌スプレーで変色を起こしてしまう可能性があります。エタノールや除菌スプレーを使用しても問題がないかを目立たない所で試してから掃除を行いましょう。

畳のカビ掃除にはお酢を使う方法がよく知られています。しかし、先ほど紹介した通り、お酢はカビの栄養源である穀物のため、カビ対策には逆効果ですので注意しましょう。 効果的な畳のカビ掃除法は以下の通りです。
  • カビが発生している箇所を乾拭き
  • 消毒用エタノールを付ける
  • ブラシで畳の目に沿って優しくこする
  • 再度エタノールをかけて除菌
畳に発生しているカビは、畳の目の中にカビが発生しています。まずは目の中のカビを浮き上がらせることが必要です。 畳の目からカビを浮かせる際に、水分を含んだ布で拭いてしまうと、畳の奥にカビを追いやってしまい、カビの根本から取り除くことができません。雑巾やドライシートなどで乾拭きをすることで、ほこりや汚れを簡単に取り除きます。その後、消毒用エタノールをかけて数十分放置し、除菌すると、カビが浮かび上がってきます。 カビが浮かんできたら、畳の目に沿いブラシなどでカビをかき出します。ブラシを利用する際は、優しくこすり、畳を傷つけないように注意してください。

ブラシでカビをかき出したら、再度エタノールをかけ除菌をしたら完了です。最後に、しっかり乾燥をさせてください。 重度のカビでエタノールでは落としきれない場合や、カビの臭いが気になる場合は重曹を併用します。重曹とエタノールを使ってカビの発生箇所を掃除することで、しつこいカビや臭いも取り除くことができます。

カビに予防ができると掃除の回数が減らせる

カビに予防ができると掃除の回数が減らせる ここまでカビ掃除の方法をカビの発生別にご紹介しました。カビを取り除いたら、発生する前に予防しておくことで、カビ掃除の回数や負担を減らすことができます。 カビの発生条件は「温度」と「湿度」、「カビの栄養源(汚れ)」の3つです。

温度を一定に保ち続けるのは難しいですが、湿度はこまめな換気や空気の入れ替えで湿度を下げることが可能です。また、カビの栄養源である汚れはこまめな掃除で取り除くことができます。 カビの発生条件を踏まえ、3つの予防対策をご紹介します。
  • 毎日換気をする
  • こまめに掃除をする
  • 重い家具や家電は壁から少し離して設置する
まず最も重要なカビの予防策は換気です。天気の良い日には窓を開けて、空気の入れ替えをすることで湿度を下げることができます。毎日換気をすることで、空気がこもる場所をなるべく作らないことが重要です。 次にこまめに掃除をすることで、カビの栄養源となるホコリや汚れを溜めないようにしましょう。また、重い家具や家電は空気循環の妨げになるため、壁から少し離して設置し空気が通るようにします。 もし、カビ菌が深く根付いて黒カビが拡大している場合、自力でのカビ除去は難しいこともあります。カビがひどく自力で取り除くのが難しい場合には、業者に依頼することも検討しましょう。

まとめ

この記事では、手ごわいカビの正しい掃除方法を場所別に解説しました。 掃除方法を間違えてしまうと、逆にカビ菌をまき散らし、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。カビの正しい掃除方法とカビ予防対策をすることで快適な生活を送りましょう。
無効化する